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ミシュラン勢が雨で躍動! 3号車CRAFTSPORTSが今季2勝目。僚機23号車が続く|スーパーGT第6戦SUGO:GT500決勝

スポーツランドSUGOを舞台に行なわれたスーパーGT第6戦SUGOの決勝レース。GT500クラスでは、3号車CRAFTSPORTS MOTUL Zがトップチェッカーを受けた。

Mitsunori Takaboshi, Katsumasa Chiyo, #3 CRAFTSPORTS MOTUL Z

写真:: Masahide Kamio

 スーパーGT6SUGO決勝レースのGT500クラスでは、3号車CRAFTSPORTS MOTUL Zが優勝。2位にも23号車MOTUL AUTECH Zが入り、日産Zが1-2フィニッシュを決めた。

 2022年シーズンも折り返しを過ぎ、第6戦の舞台はテクニカルなスポーツランドSUGOだ。917日(土)に行なわれた予選では、19号車WedsSport ADVAN GR Supraがコースレコードタイムで今季4度目のGT500クラスのポールポジションを獲得した。ただ19号車はサクセスウェイト35kgと予選結果を決勝レースに結び付けられていないのが現状。一方でランキング首位の12号車カルソニック IMPUL Zや同2番手の37号車KeePer TOM'S GR Supra、同3番手の3号車ら上位勢は、燃料リストリクター適用もありグリッド下位に沈んだ。

 また、予選で2番手38号車ZENT CERUMO GR Supraに続く3番手タイムを記録した23号車MOTUL AUTECH Zは、前戦鈴鹿でドライバーの松田次生がモラルハザード適用となる累積6点を超過したことで、7番グリッドとなった。

 予選日から一夜空け、決勝日の天候は曇り。パラパラと雨粒が落ちてくることもあったが、決勝レースの開始時刻には、サーキット上空を覆う雲は分厚かったものの、降雨は何とか持ちこたえていた。

 宮城県警先導のパレードラップとフォーメーションラップを終え、19号車の国本雄資と38号車の立川祐路を先頭に、15台の隊列がシグナルと共にフル加速。全84周の決勝レースがスタートした。

 ポールスタートの19号車はタイヤのウォーミングアップが厳しいのか、38号車と100号車の牧野任祐にオープニングラップで相次いで抜かれ、3番手に転落。4番手の17号車Astemo NSX-GTの松下信治にも迫られる勢いだったが、GT300クラス車両のクラッシュによりセーフティカー(SC)が出動し、難を逃れた。

 SC解除によりレースは4周目から再開され、38号車から順当にレーシングスピードでの走行へ戻った。

 8周目に入るとGT300の最後尾に首位の38号車が追いつき、狭いSUGOでトラフィックを交わしていく。そうしたコースレイアウトもあり上位陣の順位変動はなく、後方でも大湯都史樹の乗る6番手16号車Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GTに23号車のロニー・クインタレッリが迫ったが、抜ききれないという状況だった。

 しかしレース13周目にもなると、雨がポツポツとコースを濡らし始める。そこから急速に雨脚が強まり、15周目から後方スタートの39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supraを先頭にピットインしていった。

 一方で16号車や23号車、36号車はスリックタイヤのままステイアウトを選択。3台は大きく順位を上げたものの、ラップタイムはウエットタイヤに交換したマシンよりも1周あたり約10秒遅く、その差は急激に縮まっていった。

 しかしGT300クラス車両のコースオフにより、フルコースイエロー(FCY)が提示。16号車と23号車はこれを機にピットへ飛び込み、ようやくウエットタイヤにスイッチした。なお、36号車は唯一ステイアウトを選択したがズルズルと順位を下げていった。

 FCY解除後の順位は首位38号車、2番手に39号車、3番手にはウエットタイヤでペースが良い23号車が続いた。

 レース26周目になると雨脚が少し弱まり、路面もドライアップしていった。1分20秒前半のラップタイムで飛ばす23号車は、39号車とトップの38号車を次々とオーバーテイク。23号車と同じくミシュランタイヤを履く3号車の千代勝正も後方から追い上げ、38号車らを交わして2番手に。ミシュランタイヤを履く日産Z勢がワンツー体制を形勢した。

 首位の23号車は、レース折返しを過ぎた44周目の終わりにピットインし、松田次生にドライバー交代を行ない、38号車に対して13秒以上のマージンを持ってコース復帰。一方で3号車はステイアウトを選択したことで、トップに浮上した。

 レース後半に入ると、不安定だった雨も上がり、路面もドライコンディションになる部分が増えていった。このタイミングでこれ以上雨は降らないと判断したか、各車が続々とウエットタイヤからスリックタイヤへスイッチしていった。

 ドライバー交代を先送りにしていたトップの3号車は、55周目にようやくピットイン。高星明誠へのドライバー交代と共にウエットタイヤからスリックタイヤへの交換も行ない、2番手の23号車に対して30秒近い差を築いてコースに戻った。

 上位陣は大きなギャップもあることから順位変動がない周回が続いた。残り14周というところでふたたび小雨が振り始めたが、ピットでウエットタイヤに変える車両もなくレースは残り10周……最終盤を迎えた。

 3号車は最終的に23号車に9秒差にまで迫られるも、首位を維持してトップチェッカー。サクセスウェイト68kgと苦しい状況の中、天気を味方に第3戦鈴鹿に続く今季2勝目を上げた。ランキングでも、シーズン2戦を残して首位に躍り出た。

 2位には23号車に入り、日産Z勢が1-2フィニッシュを達成。3位には16号車が入り、表彰台を獲得した。38号車は優勝争いを展開したものの結局は4位と、表彰台すら逃す結果となった。12号車はウエットコンディションを活かして5位でチェッカー。ランキング首位陥落とはなったものの、タイトル争いに向けて大きなポイントを掴んだ。

 6位に39号車、7位に64号車Modulo NSX-GT、8位に100号車、9位に36号車、10位に37号車が入った。なお、36号車は黄旗区間追い越しにより審議対象となっている。

 次戦は10月1〜2日に行なわれる第7戦オートポリス。このレースでは各車のサクセスウエイトが半分になるため、勢力図がどうなるかが注目される。

 
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