14号車ENEOS、3位表彰台でスープラ勢年間最上位を確保「最後に来年に繋がるレースができた」と山下健太も満足げ|スーパーGT第8戦
スーパーGT第8戦もてぎで3位に入った14号車ENEOS X PRIME GR Supraの山下健太は、全体的に厳しいシーズンだったとしながらも、最終戦で良いセットアップを見つけられたことに満足感を感じているようだ。
写真:: Masahide Kamio
モビリティリゾートもてぎで行なわれた2022年のスーパーGT最終戦。予選で6台中5台がQ1敗退に終わるなど苦戦したGT500クラスのGRスープラ勢だったが、決勝では11番手スタートの14号車ENEOS X PRIME GR Supraが3位表彰台を獲得してみせた。
ドライバーの山下健太は「内容的にはかなり良いレースでした」と振り返る。チームが新たな方向性のセットアップを試した結果、良いレースペースを刻むことができたとのことだ。
「今まで試していない方向性のセットアップが良くて、レースペースもトップ2台を抜けるほどの力はなかったですが、ついていくようなレースができたので、昨日の状態を考えればかなり良かったですね」
今回試した方向性のセットアップが他のサーキットでも応用できるのであれば、今後のレースペースには期待が持てると語る山下。しかし、そのセットアップがあれば今回の予選でも好位置を獲得できたかと言われれば、それはまた別の話だという。
「決勝はなんとか頑張って違う方向性を見つけられましたが、予選と決勝は別で、予選はあんなものかなという感じです」
「前2台(100号車STANLEY NSX-GTと12号車カルソニック IMPUL Z)の近くで走っていると分かりますが、(スープラは)直線も遅いし、加速もZの方が良いし、根本的に負けている印象です。今年はずっとそんな感じです」
「決勝では戦える方向性を見つけられたと思いますが、今日のセットをそのまま予選に持ち込めばもっと良い結果になったかと言われれば、そうではないと思います」
今回のレースで11ポイントを加算した山下は、ランキング5位でシーズンを終了。これはトヨタ陣営では最上位だ。最終戦で掴んだ光明も相まって、山下は一定の満足感を得ているようだった。
「ランキングはトヨタ勢最上位ですし、最後に来年に繋がるレースができました。かなり厳しいシーズンではありましたが、やれることはやったかなという感じです」
Be part of Motorsport community
Join the conversationShare Or Save This Story
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
Top Comments