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スーパーGT、今季はGT500も“サクセス給油リストリクター”が導入へ。レースフォーマットは300kmと3時間の2種類

スーパーGTが、2026年シーズンのレギュレーションやレースフォーマットを発表。GT500クラスにおけるサクセスウエイト規則などが変更された。

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写真:: Masahide Kamio

 4月に岡山国際サーキットで開幕を迎える2026年のスーパーGT。同年のレギュレーションや、レースフォーマットが公表された。

 今年のスーパーGTは、開幕前にGT500車両の空力開発が解禁されるシーズン。1月のセパンテストを皮切りに、メーカー主催のGT500プライベートテストが行なわれており、2月に入って日本国内でのテストもスタートした。3月に岡山と富士で行なわれる公式テストを前に、各陣営が準備を進めている段階だ。

 そんな今シーズンも、レーススケジュール自体は昨年と大きく変わらない。4月に岡山で開幕し、ゴールデンウィークの富士戦、6月のセパン戦を経て、8月には富士と鈴鹿でレースを開催。9月のSUGO戦、10月のオートポリス戦、11月のもてぎ戦と転戦する計8戦のカレンダーだ。

 そしてレース距離に関しては、300kmレース、350kmレース、450kmレース、3時間レース、そして昨年賛否を呼んだスプリントなど、ここ数年様々なフォーマットが導入されてきたが、2026年シーズンにおいては300kmレースと3時間レースの2種類のみ。第2戦富士と第7戦オートポリスが3時間で、その他は300kmだ。

 またスポーティングレギュレーションに関しては昨年と比べていくつか変更されているが、中でも大きな変更がGT500クラスにおける“サクセス給油リストリクター”の導入だ。

 このサクセス給油リストリクターは、昨年からGT300クラスで導入されたもの。サクセスウエイトが50kgを超えた車両は、燃料給油装置にリストリクターが取り付けられることで、給油時間が伸びるという形でハンデを背負うことになる。

 昨今、GT300クラス車両は重量過多による安全性への懸念が叫ばれていた。そんな中、過度なウエイト搭載を防止しつつも、ポイントを獲得したチームがしっかりとハンデを負うようにすることで、レースの安全と均衡化の両立が図られている。この制度が、今季からGT500でも採用されるのだ。

 GT500ではこれまで、サクセスウエイトが51kg以上となった車両は燃料流量リストリクターによってエンジンへの燃料流量が絞られる形となっており、例えばサクセスウエイトが上限の100kgに達した車両は、50kgのウエイトを積んで尚且つ燃料流量3段階ダウンというハンデを背負っていた。

 ただ今季のGT500は使用できるエンジンが年間1基に制限されることに伴い、エンジンの耐久性マージンを確保するため、通常時の燃料流量が従来の95.0kg/hから90.2kg/hに引き下げられている。90.2kg/hというと、従来の規則では流量2ランクダウンの値。ここからさらに3段階などに分けて燃料流量を下げていくと、「GT300クラス車両との速度差が狭まり、競技運営上での安全性が懸念された」と公式サイトでは説明されている。

 そのため、今後はサクセスウエイトによる燃料流量ダウンは1段階に抑えられ、それ以上のハンデを給油リストリクターが担う形となった。リストリクターの設定値については、レースブルテンで別途公示されていくという。

搭載ウエイト 従来 2026年
0-50kg

車載ウエイト0-50kg

燃料流量95.0kg/h

車載ウエイト0-50kg

燃料流量90.2kg/h

51kg-67kg

車載ウエイト34-50kg

燃料流量92.6kg/h

車載ウエイト50kg

燃料流量88.0kg/h

68kg-84kg

車載ウエイト34-50kg

燃料流量90.2kg/h

車載ウエイト50kg

燃料流量88.0kg/h

+サクセス給油リストリクター

85kg-100kg

車載ウエイト34-50kg

燃料流量88.0kg/h

車載ウエイト50kg

燃料流量88.0kg/h

+サクセス給油リストリクター

 その他、異なる規定の車両が混在するGT300クラスでは、性能調整(BoP)によって均衡化が図られているが、今後はその性能調整についてメディアやSNSを通じて発言することが罰則の対象となり得る。ちなみに同じくBoPのあるWEC(世界耐久選手権)でも、同様の規則が存在する。

 スポーティングレギュレーション第24条「性能調整」の項では「メーカー、競技参加者、ドライバー、およびそれらのエントリーに関連する個人または団体は、特に公的な声明、メディア、ソーシャルネットワークを通じて、BoPの設定に影響を与えようとしたり、そのプロセスまたは結果についてコメントしたりしてはならない。違反した場合は競技会中いかなる時でも(レース後も含めて)罰則が課される」と記されている。

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