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1年通して戦って感じた“NSX GT3の強さ”、高木真一「オールマイティな要素が強い」

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1年通して戦って感じた“NSX GT3の強さ”、高木真一「オールマイティな要素が強い」
執筆:
2020/02/11 11:32

2019シーズンは全レースでポイントを獲得する安定した活躍ぶりでGT300クラスのシリーズチャンピオンに輝いた高木真一に昨シーズンから導入したホンダNSX GT3の印象を訊いた。

 昨年GT300クラスでチャンピオンを獲得した高木真一は、昨年から参戦車両となっているホンダNSX GT3について、どのサーキットでも力強く安定感のあるクルマだと語った。

 GT300に参戦する55号車のARTAは、数年にわたってBMW M6 GT3を使用していたが、昨年からホンダ NSX GT3へスイッチ。開幕前のテストから周回を重ねていった高木だが、NSX GT3に対する最初の印象を次のように語っていた。

「GT3で言うと、僕たちはFRのBMW M6になって、そこからミッドシップのNSX GT3に変わりましたが、(NSXは)M6と比べるとトルクがない分、コーナリングスピードは速いなという印象でした」

 NSX GT3に合わせたタイヤ開発など、少ない時間でクリアしなければいけない課題も多かったが、開幕戦岡山、第2戦富士と連続して2位表彰台を獲得するという好スタートを切った。その後も毎レースでポイントを獲得する安定した走りを披露し、福住仁嶺と共にシリーズチャンピオンに輝いた。

 最初はトルクが少ない分、コーナリングスピードが速いという特徴のクルマがどう影響していくのか心配していたという高木。しかし終わってみれば、どのサーキットへ行っても力強く戦えたという。

「この特徴がどう転ぶのかなと思ったら、ポイントを全レースで獲れました。そう考えるとオールマイティな要素が強くて、どのサーキットに行ってもポイントを獲れるクルマでした」

「もちろんブリヂストンタイヤの頑張りもありました。昨年は雨のレースが多かったので、非常にタイヤに助けられたところもありました。パッケージ全体としては、どこを走っても強いクルマだったのかなと思います」

 そう語った高木だが、やはりタイヤの開発やマシンの習熟を含めると2年目、3年目が勝負と捉えていたようで、NSX GT3導入1年目でのチャンピオン獲得は、ある意味で予想以上の結果だったという。それを実現したきっかけだったのが、55号車を担当する一瀬俊浩エンジニアだったという。

「初年度でチャンピオンを獲れるとは本当に思っていなかったです。そこの部分では一瀬エンジニアが非常に研究して頑張ってくれた部分がありました。一瀬とは長年(一緒に)やらさせてもらっていた部分もあったので、そこでの情報共有というか、うまくコミュニケーションがとれていたことが大きかったのかなと思いますね」

 今シーズンは福住がGT500にステップアップし、大湯都史樹が加入した55号車。ディフェンディングチャンピオンとして周りから警戒される存在となるが、その中でどのようなパフォーマンスを披露するのか。目が離せないところだ。

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この記事について

シリーズ スーパーGT
ドライバー 高木 真一
チーム Autobacs Racing Team Aguri
執筆者 吉田知弘