
スーパーGT第6戦SUGOで7位となった#23 MOTUL AUTECH GT-R。ロニー・クインタレッリは、チームとしてベストを尽くした結果だったと語った。
スポーツランドSUGOで開催されたスーパーGT第6戦。予選12番手からスタートし、7位でフィニッシュした#23 MOTUL AUTECH GT-Rのロニー・クインタレッリは、チームとしてベストを尽くしたリザルトだったと話した。
前戦富士500マイルレースでは、予選で驚異の速さを見せた23号車。しかし決勝ではタイヤの摩耗に苦しんだため、9位と厳しい結果に終わった。
その後、SUGOとオートポリスでのタイヤメーカーテストを経て、今週末のレースを迎えた。チームは富士での結果を踏まえてタイヤを持ち込んだが、ドライコンディションでは想定外のアンダーステアに苦しめられ、予選12番手に終わった。
しかし決勝では少しずつポジションを上げ、最終的に7位でフィニッシュ。なんとか4ポイントをもぎ取った。
「週末はとにかく一発の早さで苦しんでいたので、予選から考えると、リザルトとしては良かったです。チームとしてベストを出しきったと思います」
レース後半を担当したクインタレッリは、そう振り返った。
「まだ苦労していた部分もあったんですが、レースは予選よりもうまく行きました」
「チームのエンジニアが頑張ってクルマを乗りやすくしてくれました。タイヤで苦しんでいる部分をセットアップでカバーできたという感じです」
23号車が7番手を走行していたレース終盤、セーフティカーが出動し前を走るマシンとのギャップが縮まったが、むしろこれは不利に働いてしまったという。
「前にアタックできる感触はゼロでした。セーフティカーが入らなければ、前の2台との差を詰めていけていたのでチャンスがあったと思いますが、セーフティカーでライバルがタイヤをクールダウンさせて、苦しんでいたクルマが復活しました」
「燃料リストリクターの制限があることもあって、最後の4〜5周で抜く力はなかったですね」
ランキング3位につけていた#100 RAYBRIG NSX-GTが今回のレースを優勝。2位以下に12ポイント差をつけてポイントリーダーに立っている。23号車はランキング6位というポジションこそ変わらなかったものの、トップとの差は12ポイントから22ポイントに広がった。
今季は残り2戦。タイトル争いに踏みとどまるためには、次戦オートポリスでの好結果が必須だ。クインタレッリは、残りの2戦で連勝を飾るつもりで臨むと意気込んだ。
「オートポリスとツインリンクもてぎは、GT-Rとミシュランにとって得意なサーキットでもあるので、2ラウンドともトップを目指すしかないですね。そのためにこれからしっかりと準備をしたいです」