34号車NSX、劇的決着で4位獲得も大津弘樹「悔しさしか感じない」

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34号車NSX、劇的決着で4位獲得も大津弘樹「悔しさしか感じない」
執筆: 松本 和己
2018/09/16 15:07

スーパーGT第6戦SUGOで今季最高リザルトとなる4位を獲得した#34 Modulo KENWOOD NSX GT3(道上龍/大津弘樹)。しかし大津は、表彰台を逃した悔しさ以外は感じないと語った。

 スーパーGT第6戦SUGO決勝、劇的な3ワイドフィニッシュを演出した#34 Modulo KENWOOD NSX GT3。フィニッシュを担当した大津弘樹は、わずか0.057秒差で表彰台に届かなかったことに悔しさしか感じないと話した。

 第5戦富士での大クラッシュから見事に復活し、鈴鹿10時間耐久レースを経てスーパーGTに帰ってきた#34 Modulo KENWOOD NSX GT3。予選は11番手からスタートとなったが、レース終盤に次々とポジションをあげ、今季最高位の4位でフィニッシュとなった。

 これまで、リヤに重量物が集まっているNSX GT3のセットアップに悩まされている感のあったチームだが、今回のレースではウォームアップで今まで走ったことがないほど硬い設定のサスペンションを試してみたと、スタートを担当した道上龍は明かした。

「ダメだったら元に戻せるということだったので、硬いサスペンションをウォームアップで試そうということになりました」

「NSX自体がリヤ側が重いなので、硬いバネを入れたほうがしっかりして良いんじゃないかと思ったんですが、結果的に逆にリヤが跳ねやすくなり、ブレーキングでナーバスになってしまいました。ただフロントは硬いままでも行けそうだったので、グリッドでリヤだけ戻しました」

 結果的にこのセットアップが功を奏しリヤが安定、全体的にアンダーステア傾向となったのはポジティブだったものの、左コーナーのSPイン・アウトでは想定以上にアンダーステアが厳しくなってしまったと道上は話した。

「SUGOは右コーナーが多く、左フロントにはささくれも出ていたので元々は左側の2輪交換を考えていました。でもレースでは逆に左コーナーでアンダーが苦しくて、SPコーナーで他のクルマに詰められたり離されたりしていたので、なかなかオーバーテイクのタイミングがとれませんでした」

「無線でチョン(・ヨンフン)監督と色々相談しながら走っていたんですけど、最終的に4輪交換を決めました」

 道上は32周を走って大津にバトンタッチ。レース終盤にセーフティカーが出た時点で大津は11番手を走行していたが、残り6周でレースが再開されると怒涛のポジションアップを見せた。

 大津は「僕もそうですけど、セーフティカー後は前に出たいという気持ちは全員が持っていたいと思っていた中で、前がすごい熱くなってバトルをしていたのも見えていました」とコメント。

「ストレートが速かったので、上りの最終コーナーでうまくトラクションがかかれば横には並べたので、それをうまく使うにはどうすれば良いかを色々考えて走っていました」

 大津は6番手でファイナルラップに入ると、最終コーナーで3番手争いをしていた#0 グッドスマイル 初音ミク AMGと#88 マネパ ランボルギーニ GT3の間隙を突き、フィニッシュライン直前で3台が横並びに。結果として88号車を0.008秒差で上回り、4位を獲得した。

 しかし、0号車とは0.057秒差。あとほんのわずかな差で表彰台に上がれたとあって、大津に笑顔はなかった。

「イエローフラッグもあったし、88号車が0号車を狙っていたのも見えていたので、かなり加速重視に立ち上がりました。2台分のスリップもあったので、そこしかないと思っていきました」

「フィニッシュした瞬間は、悔しさしかなかったです。まず第一として表彰台に立つというのがチーム全員の目標だったので……11番手からスタートして4位まで行けたのは良かったんですけど、やっぱりもう一歩だったので悔しいという気持ちしかないですね」

 道上やチョン監督にも、ライバルたちのウエイトハンデが重い今回の結果を手放しに喜んでいる様子はなく、ウエイトが半減される次戦オートポリスに向けて気を引き締めていた。

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この記事について

シリーズ スーパーGT
イベント 第6戦SUGO
サブイベント 日曜日 レース
チーム Drago Corse
執筆者 松本 和己
記事タイプ 速報ニュース