ランク3番手から逆転王者目指す17号車Astemo、予選大苦戦の10番手。松下信治「チャンスはあるので諦めない」
17号車Astemo NSX-GTは、スーパーGT最終戦もてぎの予選で苦しみ、Q1敗退。10番グリッドからレースをスタートすることになった。ランキング首位と2番手の日産Z勢は前方のグリッドにいるため、厳しいレースになるだろうと松下は語る。
写真:: Masahide Kamio
2022年のスーパーGT最終戦もてぎの予選で、17号車Astemo NSX-GTは10番手に終わった。ランキング3番手につけ、条件次第では自力でのチャンピオン獲得の可能性もある17号車だが、予選では大いに苦労することになった。
これについて17号車Astemoの松下信治は、タイヤが問題だった可能性があると語った。
17号車Astemoは、最終戦を迎えた段階でランキング首位の3号車CRAFTSPORTS MOTUL Zから4ポイント差のランキング3番手につけている。優勝すれば20ポイント獲得、2位は15ポイントしか手にできないことを考えれば、17号車Astemoは優勝さえすれば、他車の順位に関係なく自力でタイトルを獲得することができる。
しかし予選はうまくいかなかった。Q1では松下がドライブを担当したものの、8番手12号車カルソニック IMPUL Zに0.196秒届かず、Q2進出を逃す結果に。決勝では10番グリッドからスタートすることになる。タイトル争いのライバルである3号車CRAFTSPORTSは4番グリッド、12号車カルソニック IMPUL Zは3番グリッド……はるか先である。
予選での苦労について松下は、次のように語った。
「まだ分析中ですが、バランスとタイヤをマッチさせることができませんでした。タイヤが問題のように見えます」
松下はそう語った。
「Q1中には温度がどんどん下がりました。それが主な問題だと僕らは考えています。とはいえ明日はまだ10番手からのスタートですし、チャンスがあるので諦めるつもりはありません」
「各車のレースペースはかなり似通っていると思います。何かあれば、チャンスはあると思っています」
なお今回ポールポジションを獲得したのは、17号車Astemoと同じようにホンダNSX-GTとブリヂストンタイヤの組み合わせである100号車STANLEY NSX-GT。しかし松下曰く、選択したタイヤは100号車STANLEYとは異なるという。
「少しだけ違います。同じタイヤではないです」
「僕らは何かをしなければいけません。それだけは間違いありません」
チャンピオンを獲得するためには、追い上げるレースを成功させなければいけない。前を行くマシンをオーバーテイクできるかどうかと尋ねられた松下は、次のように語った。
「スタートで何台かオーバーテイクする必要があります。その後は良いペースで走り、良い戦略と良いピットストップを成功させる必要があります。それが目標です」
「でも、差は4ポイントです。4番手か5番手まで上がっても、彼らがすぐ後ろにいるなら、それでは十分とは言えません。厳しいレースになりそうです」
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