大津弘樹「S耐で経験したことが、スーパーGTに役立っている」

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大津弘樹「S耐で経験したことが、スーパーGTに役立っている」
執筆: 吉田知弘
2018/07/23 7:28

今季スーパーGT300クラスに初挑戦している大津弘樹は、同時に参戦1年目となっているスーパー耐久での経験がGTにも役に立っていると語った。

 今シーズン、スーパーGTでは#34 Modulo KENWOOD NSX GT3からGT300クラスを戦う大津弘樹が、シーズン前半を振り返り、同じく今季から参戦しているスーパー耐久での経験が、大きくプラスに働いていると語った。

 昨年の全日本F3選手権で1勝を挙げ、ランキング5位を獲得した大津。今年はスーパーGT300クラスのシートを獲得し、さらにスーパー耐久でも注目が集まるST-TCRクラスの#97 Modulo CIVIC TCRからフル参戦を果たしている。

 ただ、これまでフォーミュラカーのレースをメインに戦ってきた彼にとって、屋根付きのマシン、いわゆる「ハコ車」でのレースは初めて。戸惑う部分も多かったというが、S耐のレースに参戦できていることによって、不安が取り除かれている部分があるという。

「初めて参戦するカテゴリーはいつもそうなんですけど、どういう流れで(週末が)進んでいくのか掴めていない部分もあって、はじめは戸惑うところもありました。その辺が少しずつ、自分の中でも切り替えるポイントが分かり始めてきています」

「S耐はドライバーが4人いるし(レースの)時間も長いのです。このレースを経験することによって、GTに向けてある意味……予習のようなことができています」

「例えば今回(S耐第4戦オートポリス)は、すごくタイヤに厳しい。そういうの(暑いコンディションでのタイヤの使い方など)は、これから夏場のレースに向けて同じような状況が増えてきます。そういったことを事前予習ではないですが、勉強できる環境があるというのは嬉しいことですし、前半戦が終わって自分の中でも『分かってきたな』という手応えがあります」

「逆にこれ(S耐参戦)がなかったらと思うと、ちょっと恐いなと思うくらい、めちゃめちゃプラスに働いています」

 中野信治をはじめ経験豊富なドライバー達に囲まれながらレースをしていくうちに、ツーリングカーで戦っていく上で重要なポイントなどを学んでいっているという大津。シーズン中盤に入って、その効果を実感できる時もあると語った。

「GTの場合は初めて走るコースでも、ポンっと乗ってちゃんと走れるのか? というのが重要ですし、自分の中でも課題でした。前回のタイは僕にとって初めて走るコースでしたが、本当に上手くできるのか……という不安もありましたが、最初からだいぶいい感じで走れました」

「カテゴリーによって、(ドライビングの)切り替えもできているし、初めてのコースでもある程度思うような走りができたので、ハコ車の動きにもだいぶ慣れてきたのかなという感じはあります」

 しかし、マシンを一通り乗りこなせるというだけで、全てが上手くわけではないのがスーパーGTの難しさ。特に前回のタイでは、GT500クラスをうまく使いながらのバトルで、大きな差を感じたという。

「この前は96号車(K-tunes RC F GT3)の中山雄一選手とずっとバトルをしていました。特にGT500が絡んできた時の対応がすごくうまくて、抑えどころとかが全然違うし、僕が不利になるようなブロックの仕方とかをしてきて、『これがGTでの戦い方なんだな……』と改めて感じました。まだまだですね」

「マシンの特性も分かって、けっこう慣れてきましたし、チームのセッティングの方向性もすごく良くなってきているのを実感できています。あとはGT500をうまく使った戦い方を習得していくのが課題ですね」

 8月の第5戦富士を皮切りに、後半戦に突入する2018年のスーパーGT。大津は来季以降の自身のキャリアに繋げるためにも、表彰台獲得を目標に掲げた。

「将来的なビジョンを考えると、今年の結果次第で(来年以降が)大きく変わってくると思っています。なので、S耐はクラスチャンピオンは絶対に逃すことができないですし、GTでは最低でも表彰台には乗らないといけないと思っています」

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この記事について

シリーズ スーパーGT , スーパー耐久
執筆者 吉田知弘
記事タイプ 速報ニュース