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今季から新体制……新生ZENT CERUMO、2戦目で勝利。石浦”取締役”「すごくホッとしている」

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今季から新体制……新生ZENT CERUMO、2戦目で勝利。石浦”取締役”「すごくホッとしている」
執筆:
2019/05/04 12:46

荒天の中行われたスーパーGT第2戦富士。勝利を収めたのは、7番グリッドからスタートした#38 ZENT CERUMO LC500だった。

 スーパーGT第2戦富士の決勝レースを制した#38 ZENT CERUMO LC500の立川祐路と石浦宏明。今季から新体制となったチームを率いるふたりのドライバーは、早々に好結果を残せたことに安堵した。

 史上初の10連休となった2019年のゴールデンウィーク。その真っ只中に行われたスーパーGT第2戦富士GT500kmレースには、決勝日だけで56000人もの観客が訪れた。

 その決勝レースは豪雨、雷鳴……荒れに荒れたコンディションだったが、勝利を収めたのは#38 ZENT CERUMO LC500。7番グリッドからスタートしての、大逆転劇だった。

 ライバルはポールポジションスタートの#23 MOTUL AUTECH GT-R。しかしこの今季絶好調のチームを相手に、残り10周というところで立川祐路が華麗なオーバーテイクを成功させ、勝利に繋げた。

「見たか! 新体制でも勝ったぞというのが、率直な気持ちですね」

 レース後の記者会見で、立川はそう開口一番語った。LEXUS TEAM ZENT CERUMOは、このオフシーズンに体制を変更。立川がチーム総監督、そして石浦宏明はチームセルモの取締役となったのだ。つまりふたりは、ただドライバーの仕事だけをしているわけにはいかない。これまで以上に多くのことが求められるのだ。

「僕は今年、監督的なこともやって、石浦は取締役にもなりました。ドライバーとしてだけではなく、他の責任も負うことになりました」

「勝たなくてはいけないというプレッシャーもあったので、石浦と共にチーム作りやその他のことをしっかりとやってきました。結果が出なければ僕たちの責任になりますから、とにかく勝ちたかったんです」

「しかも今までの流れを見ていれば、富士がLC500にとって一番向いていると思います。『ここで勝たずにどこで勝つんだ!』という気持ちで臨んだので、勝つことができて嬉しいです」

 立川がそう語れば、”取締役”でもある石浦も、次のように今回の勝利についての想いを語った。

「ホッとしています。自分の責任も増えましたが、たくさんの方にサポートしてもらって今シーズンを迎えることができました。新体制になっても、結果をしっかりと残していこうとシーズンオフから話していたので、結果として今回勝てたことで、すごくホッとしています」

 ふたりが好結果を期待していたものの、この日のレースは前述の通り荒天に見舞われた。しかし彼らは、このレースに大きな自信を持って臨んでいたようだ。

「立川さんから『もう乾いたから(スリックタイヤで)行ける!』という無線が入ったんです。それで自分がコクピットに乗り込んで、コースに出て行きました」

 第2スティントを担当した石浦は、当時の状況をそう説明した。

「ラインはすでに乾いていたんで、慎重に温めました。一度温めてしまえば、良いペースで走れるということは分かっていました。昨日(予選日)の朝とかサーキットサファリの時に、23号車と一緒にロングランを走って、手応えは感じていたんです。本当はもっと引き離して立川さんにバトンを託したかったんですけど……そこは悔しいですが、しっかり引き継ぐことができてよかったと思います」

 立川は、ライバルが履くタイヤとの違いを感じ取っていたと語った。

「石浦のスティントを見ていたら、ウォームアップは向こう(#23 MOTUL AUTECH GT-R)の方が圧倒的に良かった。だから、最後のストップでは確実に先行されるとは思っていました。僕もアウトラップでは必死で頑張り、リスクも負ったんですが、向こうが全然前で……一時は諦めかけたんですけどね」

 そう立川は語る。

「でも、スティントの後半は、向こうの方が苦しんでいたようです。僕らの方はすごく安定していて、最後まで問題なく走れました。そこについては、ブリヂストンに感謝しています」

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この記事について

シリーズ スーパーGT
イベント 第2戦:富士
ドライバー 石浦 宏明 , 立川 祐路
チーム セルモ
執筆者 田中 健一