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想像以上のピックアップに苦しんだ……23号車GT-Rは、PPスタートも2位フィニッシュ

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想像以上のピックアップに苦しんだ……23号車GT-Rは、PPスタートも2位フィニッシュ
執筆:
2019/05/05 6:12

スーパーGT第2戦富士GT500kmレースの決勝を2位で終えた#23 MOTUL AUTECH GT-Rのロニー・クインタレッリと松田次生が、レースを振り返った。

 ポールポジションからスーパーGTの第2戦GT500kmレース決勝をスタートした#23 MOTUL AUTECH GT-Rは、レース終盤まで首位を争ったが、最終的には#38 ZENT CERUMO LC500に抜かれ、2位でのフィニッシュとなった。これは想定以上のピックアップに悩まされた結果だったという。

 予選ではロニー・クインタレッリが「マシンのパフォーマンス以上」と鈴木豊監督に言わしめるほどの驚異的なアタックを披露し、従来のコースレコードを0.5秒も更新するタイムでポールポジションを獲得した#23 MOTUL AUTECH GT-R。しかし決勝では、110周レースの99周目に#38 ZENT CERUMO LC500にオーバーテイクされることとなり、勝利を逃した。開幕戦に続き2戦連続での2位という結果である。

「抜かれたあと2周くらいは、もう一回勝負をかけられるかなと思ったんですけど……グリップがもっと悪くなって、マシンのバランスが崩れてしまって、2位を守ることに気持ちを切り替えました」

 クインタレッリはレース後にそう語った。曰く、ピックアップ(路面に落ちたタイヤかすなどが、タイヤの表面に付着してしまう状況)によるグリップの低下に苦しんだという。

「とんでもないピックアップで、まっすぐ走るのも大変だった。タイヤの温度は大丈夫だったんですげど、あんなにピックアップが付いてしまうとは思いませんでした」

「履いていたのは、予選と同じタイヤでした。タイヤが元気なうち、スティントのはじめはフィーリングが良くて、良いペースで走れていました。でも10周目くらいから最終セクターでの振動がおかしくなった。頑張ったら、(ピックアップが)取れるんじゃないかと思ったんですけどね……」

 チームメイトの松田次生は、真ん中の第2スティントを担当。しかしクインタレッリとは別の問題に悩まされたという。

「首位でバトンをもらって、僕も必死で走りました」

 そう松田は語る。

「雨上がりということで、サラサラな路面だったんで、あまりプッシュできない状態でした」

 なおミシュランの小田島広明モータースポーツマネージャーによれば、松田が当時履いたタイヤには問題はなかったものの、雨上がりであったこともあり、スリックタイヤの使用状況として想定したものとはかけ離れていたという。その結果、チームが期待していた通りのグリップを発揮できていなかったのだ。

「石浦(宏明/#38 ZENT CERUMO LC500)に追いつかれた時には何周かにわたって抑えたんですが、GT300のマシンとのタイミングが悪く、ストレートで抜かれてしまいました」

 松田はそう続ける。

「でもそこで離されたらもう逆転できないんで、なんとか逆転可能な差の中で留まれるように自分の中で切り替えて走りました。僕の中では良いバトンの渡し方ができたかなと思います」

 その後ピットストップのタイミングで、23号車は38号車の前に一時は再浮上することとなった。これは温まりがよく、すぐに性能を発揮できるタイヤを選択していたことが大きかったようだ。

「最後のスティントは、僕の中ではピットストップで(38号車との)ポジションを入れ替えるというレースをしたいと思っていたんです。途中までは良かったですけど、ああいうグリップダウンは想像しなかったね」

 これについては、優勝した38号車の立川も「23号車の方が、圧倒的にウォームアップが良かった」と語っている。

 敗れたとはいえ、2戦連続での2位。次の鈴鹿、そして今シーズンについては、手応えを感じているようだ。

「スーパーGTはやってみなければわからないです」

 そうクインタレッリは語る。

「でも開幕戦から連続で2位、ランキングは1位です。勝ちたかったけど、シーズン序盤としては予想以上の結果でした」

 一方の松田も、今季のGT-Rへの手応えを次のように語った。

「マシンへの手応えはすごくあります。今回も速さはあったんで、そういう意味では僕らは良かったと思う」

「(昨年のマシンと比べて)アンダーステアがなくなったという部分が大きいです。昨年はアンダーステアが大きい結果、フロントタイヤをいじめてしまって、タイヤが保たないということがありました。でもそれが改善されているんで、良い方向に行っていると思います」

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この記事について

シリーズ スーパーGT
イベント 第2戦:富士
サブイベント Race
ドライバー ロニー クインタレッリ , 松田 次生
チーム NISMO
執筆者 田中 健一