スーパーGT岡山テスト参加決定のジュリアーノ・アレジ、今シーズンGT300にフル参戦の可能性
岡山国際サーキットで3月6〜7日にかけて開催されるスーパーGTの公式テストに、#35 arto RC F GT3のドライバーとして参加することが明らかになったジュリアーノ・アレジは、開幕後も同チームのマシンを引き続きドライブすることになりそうだ。
Giuliano Alesi, Trident
Carl Bingham / Motorsport Images
3月6〜7日に岡山国際サーキットで開催されるスーパーGT公式テストのエントリーリストが発表された。このリストによれば、#35 arto RC F GT3はジュリアーノ・アレジがショーン・ウォーキンショーと共にドライブすることになっている。
ジュリアーノ・アレジは、フェラーリやティレルで活躍した元F1ドライバーのジャン・アレジと、女優・モデルの後藤久美子の息子。2015年の鈴鹿サーキット モータースポーツファン感謝デーに来場し、同サーキットを初めて走行した際には、特に大きな注目を集めた。
その後キャリアを重ね、昨年までFIA F2に参戦していたジュリアーノ・アレジだが、今季は来日し、スーパーフォーミュラ・ライツとスーパーGT GT300クラスに参戦する予定であることを父ジャン・アレジが明かしていたが、チーム側からは現時点では正式発表はない。
しかし2月24日に発表された岡山公式テストのエントリーリストには、ジュリアーノ・アレジの名が#35 arto RC F GT3の第3ドライバーとして記載されていた。
なおシリーズのエントリーリストでは、#35 arto RC F GT3のドライバーにはウォーキンショーのチームメイトとして、ナタポン・ホートンカムの名前が記されていた。しかしホートンカムは、タイから日本への渡航が難しい状態。その上彼はタイの国内シリーズに参戦する上、ニュルブルクリンク24時間レースへも出場予定だという。現在の新型コロナウイルス感染に伴う制限により、例年のように自由に渡航することはできず、スーパーGT全戦への参戦を確約するのは難しい状況だ。場合によっては1年間来日が叶わない可能性もある。
そのため現時点では、ジュリアーノ・アレジが少なくともシーズン前半、場合によってはシーズンを通して#35 arto RC F GT3をドライブする形になりそうだ。
ジュリアーノ・アレジは、フェラーリ・ドライバー・アカデミーの一員としてフィオラノでフェラーリのF1マシンを走らせ、その直後に来日。2月上旬に行なわれたチームのプライベートテストに参加することを目指していた。しかし日本到着後に14日間の自己隔離期間を過ごさねばならなかったため、テストへの参加は叶わなかった。なおジュリアーノ・アレジは日本のパスポートを持っているため、水際対策が強化(外国人は基本入国禁止)されている現状でも、入国することができたという。
またスーパーGTに参戦するためにはルーキーテストを通過しなければならないが、ジュリアーノ・アレジは岡山公式テスト初日の3月6日にこれを受ける予定であるという。
チームメイトとなるウォーキンショーは、昨年はやはり渡航制限のためにシーズン前半を欠場。終盤3戦のみの出場だった。ただその際に日本への入国ビザを取得しているため、水際対策として入国が厳しく制限されている現状でも、再入国することができているという。本人はすでに入国しており、テストから参加できる予定だ。
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