松下信治「岡山ではチャンスがあるかも」GT500”初シーズン”に意気込み
2021年のスーパーGTにインパルから参戦することになった松下信治は、岡山国際サーキットで行なわれた公式テストの際に取材に応じ、岡山など直線が短いサーキットではチャンスがあるはずだと今シーズンの展望を語った。
写真:: Masahide Kamio
今季からTEAM IMPULのドライバーとしてスーパーGTのGT500クラスを戦うことになった松下信治。松下は昨年まではホンダ勢の一員として様々なカテゴリーを戦ってきたが、今季は日産陣営であるTEAM IMPULに加入。岡山国際サーキットで初の公式テストに挑んだ。
「これまでのところ、パフォーマンスはそれほど悪くないです。ホンダやトヨタと比べると、パワーの面ではかなり厳しいのかなと思っていましたが、それほどではありません。これは朗報です。トップに追いつくにはまだ0.2〜0.3秒くらい必要ですが、それほど悪くないと思います」
motorsport.comの取材にそう語る松下は、チームも全力で改善に当たっていると明かした。
「チームは最善を尽くしていますし、最大限の努力をしてくれています。ですから、去年よりも良くなると思います。また、全てのマシンに新しいリストリクターが取り付けられているので、パワーが落ちています。これが、僕らにとっては良いことでしょうね。各車の最高速が下がれば……ということですけどね。富士でどうなるか、見てみましょう」
「ここ(岡山)はストレート部分がそれほど多くないので、トヨタやホンダと戦う良いチャンスになると思います。パワーが重要なサーキットではないから、チャンスがあると思います。小さいサーキットの方が、僕らには良いでしょうね」
昨年スーパーフォーミュラに乗ったことが、GT500マシンをドライブする上で助けになったと松下は言う。
「GT300は(スーパーフォーミュラとは)完全に異なっていました。箱に乗っているような感じですからね。でもGT500にはとても大きなグリップがあります」
「スーパーフォーミュラよりも重い感じがするので、それに適応する必要は少しあると思います。でも、それほどではないです。高速コーナーではグリップが大きいのも特徴です」
「GT500でも”箱”に乗っているような感じですが、大きなグリップもあります。だから、それほど慣れるのは難しいことではありませんでした」
「ただ難しいのはタイヤです。ピックアップが付いてしまったりすると、レースシミュレーションを行なうのが難しくなってしまいます。レースの距離を走り切った経験はまだありません。でも、トラフィックは大丈夫でしょう。ほとんどのドライバーはミラーを見ていますからね」
昨シーズン途中に帰国した松下は、終盤2戦でGT300クラスの#55 ARTA NSX GT3をドライブした。その経験も、今シーズンに挑む上で役に立ったと感じているようだ。
「サーキットの雰囲気、レースの戦い方、スタートの手順、そしてピットストップなどを学んだだけでした。でも、良い経験になりました」
今シーズンの目標について松下は多くを語らなかったが、開幕戦についてはトップ5を目指したいと語る。
「開幕戦の目標はトップ5に入ることですが、富士ラウンドについてはどうなるか分かりません。まずは最初の1戦に向けて集中していて、その後どうなるのかを見たいと思っています。僕らは最大限にプッシュするだけです」
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