61号車スバル、開幕戦岡山のピットストップ”ロス”はスターターの問題? 小澤総監督「起こしてはいけないトラブル」
スーパーGTの開幕戦岡山でGT300クラスの上位を争っていた61号車SUBARU BRZ R&D SPORTは、ピットストップ時に再始動できないトラブルにより大きくポジションを落としたが、スターターに問題があったことが原因だったようだ。
写真:: Masahide Kamio
岡山国際サーキットで行なわれたスーパーGT開幕戦の決勝レースで、GT300クラスの61号車SUBARU BRZ R&D SPORTがピットストップの際に遅れたのは、スターター系の問題が原因だったようだ。
61号車スバルは、予選でポールポジションを獲得。決勝レースでも、序盤は先頭のポジションをキープしていた。25周目には56号車リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-Rに首位を奪われたものの、2番手をキープ。38周目にタイヤ交換とドライバー交代のためにピットに戻った。
作業は順調に進んだように見え、山内英輝が搭乗してコースに戻ろうとしたがスタートできず……大きくタイムロスしてしまった。メカニックが操作したことによりマシンはなんとか再始動、コースに復帰することができたが、15番手までポジションを落とすことになってしまった。山内は最終的に9位でフィニッシュするのがやっとだった。
このピットストップ時のトラブルについて、小澤正弘総監督は「スターター系のトラブルのようだ」とチームのプレスリリースで明かした。
「前半はまずまずだったのですが、起こしてはいけないトラブルを出して申し訳ありません」
小澤総監督はそう語る。
「スターター系のトラブルのようで、これまで出たことがなかったし走行距離に応じて定期的に交換もしているパーツなので、なぜ起きたのかきちんと調べて対策しないとならないと思います。応援していただいたファンのみなさん、申し訳ありませんでした」
発進することができなかった山内は、悔しさを滲ませつつも、トップスピードが控えめであったため、厳しい状況になることは認識していたと語った。今季の61号車スバルは厳しい性能調整が課されているために加速が遅くなっており、それを補うためにコーナリングスピードを重視しているという。
「トラブルは非常に残念ですが、それはメカの人たちに任せるとして、後半のスティントでこうした環境になると自分達は厳しいということがわかりました」
「この中でやっていくには、何か強みを出していかないとと思います。周りのトップスピードが想像より速いので、ちょっと厳しいかなと感じました。こうした状況は今後もあると思うので、チームと相談して強みを見つけていきたいと思います」
また第一スティントを担当した井口卓人も、ポイントを獲得したことに安堵したと語った。
「56号車が速くて抑えることが出来なかったですけど、対タイヤメーカーで考えるとダンロップ勢が順位を落としていく中で2番手をキープ出来たのはよかったのかなと思います」
「後半の山内選手は周回が多くなってしまったので、かなり辛かったはずです。ピットでのロスもある中、ポイントを取れる位置まで戻してくれたのは感謝の気持ちでいっぱいです」
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