BoPの原則は予選パフォーマンス……GTA坂東代表、GT300車両のコーナリングスピード抑制の可能性に言及

スーパーGTを運営するGTAの坂東正明代表が定例の記者会見に応じ、GT300規格の車両について、コーナリングスピードを抑制する可能性があることを明かした。

BoPの原則は予選パフォーマンス……GTA坂東代表、GT300車両のコーナリングスピード抑制の可能性に言及
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 スーパーGTの第2戦が開催されている富士スピードウェイで、GTA(GTアソシエイション)の定例会見が行なわれ、坂東正明GTA代表が、物議を醸しているGT300クラスの性能調整について言及した。

 GT300クラスには、FIAのGT3規格の車両と、GTAが独自に設けた規則に沿う形のGT300車両、GT300MC車両の3種類が存在するが、それぞれの規格の車両の性能差をどう調整するのか、これまでも度々議論になってきた。

 GT3車両については、GTワールドチャレンジなどを運営するSRO(ステファン・ラテル・オーガニゼーション)が設定するBoP(バランス・オブ・パフォーマンス)が用いられ、GT300車両についてはGTAが性能調整の値を調整……ただいずれの陣営も、自らに課されている性能調整が厳しすぎると訴えるシーンがよく見られる。

 これについて坂東代表は、GT3規格のマシンのBoPが変更されることはないものの、GT300車両についてはその制限値を見直す可能性があると言及した。

「GT3に対するBoPは、引き続きSROが調整したモノを使います。我々のデータを送って、それに対する回答を得て、我々が使っています」

 坂東代表はそう説明する。

「確かに海外ではタイヤはワンメイクですし、海外で走っていない車両もスーパーGTを走っています。そういう部分では差異があるかもしれません。しかしSROのエンジニアが精査し、我々に伝えていただいているモノなので……そこに関して我々が何かをするということはありません」

 現状では、GT300車両の方が優位という見方もあるが、これについてはトップスピードを落とすのではなく、コーナリングスピードを調整する方向で検討する可能性もあると坂東代表は語る。

「GT300など我々が作ってきた規格の車両に対しては、ストレートスピードというよりも、コーナリングスピードを制限するという方向になると思います。今季やることはないですが、タイヤのサイズを調整するなどして、コーナリングスピードはもう少し下げてもいいのかなとも思います」

 ただ坂東会長は、BoPを検討する上でのベースとなるのは、決勝での結果ではなく、あくまで予選結果だと強調する。

「BoPを、決勝結果に対して決めるということについては疑問です。決勝結果は、タイヤの使い方とか戦略で決まってくると思います。しかし予選は純粋な速さです。BoPは速さに応じてかけたいので、予選結果が参考になると思います」

「4戦ほど見て、今後のGT300のBoPについて考えるということになると思います」

 なお坂東代表は、来季の海外戦の開催についての見通しについても言及。新型コロナウイルスの感染拡大が収まりつつああるものの、まだまだ難しい状況にあると語った。

「海外戦については、ロジスティクスも含めて、現状ではまだまだ難しいというところだと思います」

「マレーシアへの入国については少し良くなりましたが、タイに入国するのはまだまだ制約があります」

「きちんと伝えられるのは次の鈴鹿戦の時になると思いますが、かなり厳しい状況にあると思います」

 
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