ベテラン高木真一、富士でも開幕戦に続き輝く「RC Fが苦手としている富士で3番手は最高の結果」
スーパーGT第2戦富士で、#96 K-tunes RC F GT3がGT300クラスの予選3番手を獲得。高木真一は予選Q1グループAでトップタイムを記録する速さを見せた。
写真:: Masahide Kamio
スーパーGTの第2戦富士の予選、GT300クラスの3番手に入ったのは、ベテランコンビとして今季注目を集める96号車K-tunes RC F GT3だった。中でも高木は、予選Q1のグループAをトップタイムで記録。ベテランが今回も輝きをみせた。
高木曰く、富士スピードウェイのセクター3のパフォーマンスを改善できたことが、今回の好結果につながったという。
開幕戦岡山では2番手、今回の富士では3番手と、2戦続けて予選で好パフォーマンスを披露する96号車K-tunes。ただ開幕戦の決勝では、高木がドライブ中に前を行くマシンに追突してしまい、その後開いてしまったボンネットに視界を奪われる形でクラッシュ。リタイアに終わった。
「前回のレースでは、僕がぶつかってしまい、そのマシンを時間がない中でチームが直してくれました」
高木は第2戦の予選後にそう語った。
「そのおかげで、鈴鹿でのテストにも間に合うことができました。今までにないくらいマシンが良い感じで仕上がっていましたし、鈴鹿のテストも良い感じだったんです」
「今まではここ富士では、RC Fはあまり得意じゃなかったみたいなんです。でも、新田(守男)さんがタイヤ開発をしてきてくれたことが実ってきました。それが今回のパフォーマンスに繋がったのだと思います」
#96 K-tunes RC F GT3
Photo by: Masahide Kamio
高木曰く、鍵となったのはセクター3だったという。
「昨年までは、セクター1と2のハイスピードの部分は、ダウンフォースもあるので悪くなかったようです。ただセクター3でトラクションがかからなくて、苦しんでいたと聞いていますが、それは緩和されました。車体とタイヤの開発を進めたことで、良い方向に繋がっているのだと思います」
「トップスピードに関しては気にしていません。新田さん曰く、NA(自然吸気エンジン)なので、ターボ勢とはトルクの部分で差があって、コントロールラインまでの間に少し離されるようです。ただ、まだ他のマシンと比べていないので、分からないですね」
決勝では、スタートポジションと同じ順位でフィニッシュすることができれば、最高の結果だと高木は考えている。
「今回のレースは450kmと長くて、2ピットしなきゃいけません。それぞれのチームが、戦略的にも色々なことを考えてくると思います。予選を完全に捨てたチームもあるかもしれません。そういう意味では、僕らは最初から最後まで全力で行くプランを考えてきました。それで、最後にはどこにいられるか……ということだと思います」
「この3位というポジションをキープできれば最高だと思っています。不得意な富士でここまで来られたのは、すごいことだと思います。今までチームがやってきたこと、その全てが実ったのかなと思いますね」
「戦略は、気温などによって変わってきますが、大まかには決まっています。ただレースが始まれば色々と起きますから、それに併せて色々なことも考えています」
「まあ、タイヤを10回も変えるようなことにならないといいですね(笑)」
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