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谷口信輝の嬉しい誤算「勝てると思っていなかったのに勝てた」【スーパーGT第5戦鈴鹿:GT300優勝記者会見】

4号車グッドスマイル 初音ミク AMGが、スーパーGTの第5戦鈴鹿でGT300クラスの優勝を手にした。チームにとって5年ぶりの勝利は、当初は予想できなかった好結果だったという。

Nobuteru Taniguchi, Tatsuya Kataoka, Ukyo Katayama, #4 グッドスマイル 初音ミク AMG

Nobuteru Taniguchi, Tatsuya Kataoka, Ukyo Katayama, #4 グッドスマイル 初音ミク AMG

Masahide Kamio

 スーパーGT第5戦鈴鹿のGT300クラスを制したのは、4号車グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也)だった。谷口と片岡は、レース後の記者会見で、5年ぶりの勝利を喜んだ。


■4号車 グッドスマイル 初音ミク AMG

片岡龍也

「前にいる車両よりレースペースでは良くても、ストレートでは抜けなくて詰まってしまうだろうなと思っていました。予想通り自分たちの思っていたパフォーマンスはあるものの、引っかかってしまうという展開が続いていたので、なるべく早くピットインしたいなとは思っていました。でも長いレースなのであまり早く入ってしまうと後半辛いので、予定していた周に近いところまで引っ張ってルーティーンのピットストップをしました」

「そこでドライバー交代にタイヤと燃料補給をしてコースに戻り、前が開けた後は良いペースで走れました。テストで感じていた好調さは今日のコンディションでも維持できているので、あとはライバルがそれに対してどんなペースで走れるのかということでした」

「(タイヤ)無交換組で一瞬前に行っている車両が何台かいたんですが、無線で確認する限りは追いつけそうでした。それに引っかからず抜いていけるかがポイントでしたが、スムーズにパスすることができました」

「ただ、予定よりも2周ほど速くピットに入ることになりました。なるべくセーブしたつもりだったんですがちょっとプッシュしすぎたところがあって、予想よりも摩耗が苦しくなってしまったんです。それでも、ほぼ予定していたスティントになりました」

ーー勝因、そして5年ぶりの勝利の印象は?

「最大のポイントは、ヨコハマタイヤさんと色々と努力をしてきたことです。前回(富士では、レース終盤首位走行中にパンクに見舞われた)のような不安もある中、できる限りの準備をして、時間もない中色々な努力をしてきました。そして富士に続いてペースが良かった。純粋にレースラップの速さがこの勝利を手繰り寄せたと思います」

「5年ぶりの勝利は、富士でも味わえそうでした。その時には美味しそうに見えたんですが、今回は最後までドキドキしていたら苦くなっちゃって、勝利の味までは噛み締めていないんです」

「富士でああいうチャンスがきて、それでも勝てないということは最後まで油断できないなと思っていました。この味はこの後しっかり噛み締めたいと思います」

ーー残り3戦への意気込み

「ここまであまりポイントを獲れていなかったこともあって、今回優勝しましたけど、チャンピオンシップという面ではかなり厳しいと思っています。なのでチャンピオンについてはあまり考えていません。ただ前回から調子が上がってきていますので、とにかく残りのレース、全力で戦うのみです。その中で来年に繋げられるものが何かあればいいなと思いながら、残りのレースを戦っていこうと思います」

谷口信輝

「片岡が良い走りでトップまで行ってくれて、交代してコースに送り出してくれた時には、ポジションそのままトップで復帰することができました。それを絶対に守り切ろうということが、僕に与えられた仕事だったんですけど、車もタイヤも基本的には好調で、変な罠にひっかかることなく無事に最後まで行けました。全く道を譲ってくれない周回遅れのクルマ……あえて何号車か言いませんが……5号車(マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号)がいて、それで貯金がなくなったので、後で体育館の裏に呼び出してやろうと思っています。でもポジションを譲らず、なんとか終盤まで行きました。周りからは安全だと思われていたかもしれないですが、前回のこともありますので余裕のよの字もなく、無事にゴールまで行きたいというところを祈りながら、タイヤマネジメントしながらゴールまでクルマを運びました」

ーー勝因、そして5年ぶりの勝利の印象は?

「鈴鹿に入るまで、勝てるなんて微塵も思っていなかったし、厳しいだろうなと思っていました。練習走行ではもちろん速いクルマもたくさんいたんですが、アベレージラップでは僕らも速そうだなと思いました。決勝では前を行くマシンを抜くことができればチャンスあると思っていましたが、そう簡単にはいかないと思っていました」

「前回天国から地獄になったことで、今回は神様がご褒美をくれたのかもしれません。そしてセカンドスティントの時に、前回のようなことがなければ行けそうだと思えたのは嬉しい誤算でした」

「でもまったくもって最後の最後、最後のラップの最後のセクターまで、まったく油断できないと言うか、疑っていました。実際、チェッカーの4周くらい前からバイブレーションが出ていました。それでもなんとしてもゴールまで車を運ぼうという走りをしていました」

「今ゴールを迎えてホッとしている気持ちが強いです。5年ぶりに勝って嬉しさもあるけど、まだ全部感じられていないです。この後ピットに帰って、ボスたちと噛み締め合うことになると思います。今も祝福のメールやラインがきていますが、じわじわと勝利を味わえるんだろうなと思います」

ーー残り3戦への意気込み

「今回は勝てると思っていなかったので嬉しい誤算でしたが、周りの強いチームが重たくなっているということももちろんあります。ウエイトを降ろせばもちろん強いチームが速くなるわけで、今日僕らが勝ったからと言って強いとは思えないです。今回は嬉しい誤算があり、勝てると思っていなかったところで勝てたので、この後も嬉しい誤算が続けばいいなと思っています。チャンピオンシップに対しての良い展望もないんですけど、それも嬉しい誤算だったらいいなと思っています」

 
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