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開幕戦岡山の雪辱を晴らす快勝劇の36号車au TOM’S。坪井翔「優勝するための戦略をフリー走行から組み立てていた」

スーパーGTの第2戦富士450kmレースのGT500クラスを制した36号車au TOM'S GR Supraの坪井翔と宮田莉朋が優勝記者会見に応じ、フリー走行から優勝を目指して戦ったと語った。

#36 au TOM'S GR Supra

写真:: Masahide Kamio

 富士スピードウェイで行なわれたスーパーGTの第2戦富士450kmレース。GT500クラスで優勝したのは、坪井翔と宮田莉朋が駆った36号車au TOM'S GR Supraだった。今回の勝利について坪井は、優勝を狙える位置を走りながらもリタイアとなった開幕戦岡山の雪辱を果たすべく、大会初日から優勝するために戦略を組み立ててきたと明かした。

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 36号車auは予選で6番手となった。しかしスタートドライバーを務めた坪井曰く、これは想定通りのスタート位置だったようだ。

「岡山では悔しい思いをしていたので、今回は絶対に獲るという気持ちで臨みました」

 坪井はレース後の記者会見でそう語った。

「クルマもタイヤも、優勝するための戦略をフリー走行から組み立てていました。予選順位は少し後ろでしたが、心配はしていませんでした」

「レース中には1コーナーで追突され、クルマが壊れたんじゃないかと思ったんですが、幸いにも壊れていませんでした。その後はペースも良かったんで、1台1台丁寧にオーバーテイクしていきました。最初のスティントはほぼ首位で終えることができましたし、第2スティントでもしっかりとリードを開くことができました。出来ることはすべてやったと思います」

「リードしている状況だったので、FCYやSC(セーフティカー)など、何も起きないでくれと思っていました。それで大量リードを築いて、宮田選手に伸び伸び乗ってもらえるよう、しっかりプッシュできたと思います」

#36 au TOM'S GR Supra

#36 au TOM'S GR Supra

Photo by: Masahide Kamio

 最終スティントを走ったチームメイトの宮田も、第1スティントと第2スティントを担当した坪井の走りを賞賛した。

「最初は後ろと10秒ほどの差でした。アウトラップからプッシュしました」

 そう宮田は自身の走りを振り返る。

「100号車(STANLEY NSX-GT)がどんな戦略なのか分からなかったんですが、アウトラップと最初の数周が勝負だと思っていました。頑張ったことで差が少し開きましたし、最終的に大きな差をつけて優勝することができました」

「岡山での悔しい思いをしっかり晴らすことができて嬉しいですし、最初のスティントと2スティント目を担当した坪井選手が本当に頑張ってくれたので、感謝しています」

 坪井と宮田といえば、1週間半前に鈴鹿サーキットで行なわれたスーパーフォーミュラ(SF)の第3戦での1-2と同じ顔ぶれ。ふたりにとっては、良い流れが続いているように見える。

 坪井はSFで2位だったため、「僕は敗者」としつつも、この好調ぶりは自信になっていると語った。

「莉朋はいい気分だったでしょうねぇ。僕は1-2と言っても2位の方ですから……この業界では、ハッキリ言って優勝以外は負け。僕は敗者の身ですよ」

 そう坪井は言う。

「でも、SFでの1-2から良い流れになっていると思いますし、僕自身のコンディションも良い流れできています。それは間違いありません。それが自信になって今週末に挑んでいますから、その流れはキープできたと思います」

 対する宮田は、SFで優勝を争ったことで、「坪井と仲が悪くなったんじゃないか」と揶揄されたとおどけた。

「周りからは『(坪井と)仲悪くなったんじゃないか?』と冷やかされました。決して仲悪くなっていませんよ」

 そう宮田は言う。

「SFでは違うチームで走っています。優勝したのは僕でしたが、クリーンでフェアなレースで1-2でした。嬉しい悔しいというのはありますが、お互い信じ切って先週のレースを戦うことができました」

「鈴鹿では、今週はGTの開幕戦での悔しい思いをしっかり晴そうと話しました。流れが良いかどうかというより、GTの開幕戦で悔しい思いをしたことで、モチベーションをさらに上げて今回に臨みました。ですから、勝ちしか見ていなかったし、チームみんなの士気が上がっていたと思います」

 今回の勝利で36号車auは、次戦鈴鹿にサクセスウエイト40kgで臨むことになる。鈴鹿はGRスープラにとって得意とは言えないコースだとふたりは口を揃えるが、チャンピオンを争うためにも1ポイントでも多く獲得したいと、意気込みを語った。

「スープラは鈴鹿で苦戦を強いられています。クルマもタイヤも、しっかりとアジャストしていかなければ厳しい戦いになると思います」

 そう坪井は言う。

「ここからは(サクセスウェイトが)重くなるので、毎回優勝争いというわけにはいかないと思います。チャンピオンを獲るためには、鈴鹿で1点でも多く獲ることが重要になると思うので、この流れをキープしていきたいです」

 宮田も、厳しい戦いを覚悟しつつも、苦手意識を持たずに臨みたいと語った。

「鈴鹿は、スープラにとって苦手意識のあるコースだと認識しています。でも、できる限りのポイントは獲りたい……サクセスウエイトがかなり重くなりますが、1戦ずつベストを尽くしていきたいと思います」

「ただ、昨年は鈴鹿(第3戦)で表彰台に上ることもできました。そういうサーキットでもあるので、変に苦手意識を持ちすぎず、いつも通りの僕らの準備とレースペースで、しっかり戦い抜きたいです」

 
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