スーパーGT 第7戦:オートポリス
木村偉織、GT500本格デビュー戦「この経験をスーパーフォーミュラ・ライツにも応用できるはず」……予選Q2ではロックアップし、タイヤを壊したとも明かす
木村偉織は、怪我により欠場となった山本尚貴の代役として、スーパーGT第7戦オートポリスで100号車STANLEY NSX-GTをドライブ。予選Q2の走行を担当したが、アタック中にロックアップし、タイヤを壊してしまったという。
田中 健一 Jamie Klein
編集: 2023/10/14 10:57
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

スーパーGTの第7戦オートポリス戦で100号車STANLEY NSX-GTは、前戦SUGOで負った怪我により欠場となった山本尚貴の代役として木村偉織を起用している。その木村はこれまでほとんどGT500マシンをドライブした経験がないまま、重責を担うことになった。
木村は決勝レースでの目標について、表彰台を獲得することだとしたが、まずはクラッシュせずにレースを終えることが大切だと語った。
木村は今季第4戦富士に、8号車ARTA MUGEN NSX-GTの第3ドライバーとしてエントリー。この時は、鎖骨骨折から復帰したばかりだった大湯都史樹に何かあった場合のバックアップとしての登録だった。このレースで木村は、FCY訓練時にドライブしたが、予選・決勝での出番はなし。今回のオートポリスが本格的なGT500クラスデビューとなった。
100号車STANLEYは、牧野任祐のドライブでQ1を突破。木村はQ2を担当した。そのQ2での木村のタイムは、1分34秒464。16号車ARTA MUGEN NSX-GTの福住仁嶺が記録したポールポジションタイムからは3.333秒遅れだった。
「フリー走行ではユーズドタイヤでたくさん走行することができ、コンスタントに良いラップタイムを記録することができました」
そう木村はGT500マシンについて語った。
「フリーエアでの自分のペースには自信があります。ただGT300クラスのマシンを抜くのはかなり難しいので、まだまだ慣れる必要があります。ダウンフォースもかなり大きいので、そこが難しいです」
そんな木村は予選でロックアップし、タイヤを壊してしまったという。
「予選に関しては、一生懸命プッシュしたんですけど、頑張りすぎてロックアップしてしまい、タイヤを壊してしまいました。それは僕のミスなんです。想像以上に難しかったです」
「ラップタイムは、僕の練習走行では1分34秒1でした。でもポールポジションは1分31秒1……僕が経験したラップタイムよりも、3秒も速かったんです。本当に厳しいです」
「でも良かったのはクラッシュしなかったこと、そして多くのことを学べたことです。明日はもっと良くなると思います」
以前帯同したARTAと今回のチーム・クニミツは、仕事の進め方が違うと語る木村。そして今回はチームから、クラッシュしないよう伝えられているという。
「ATRAとはアプローチが違うので、チーム・クニミツの仕事を経験できたのはよかったです。牧野さんもたくさんアドバイスをくれましたし、山本さんも同じようにアドバイスをくれました」
そう木村は明かす。
「チームは表彰台を獲得したいと思っていますし、マシンにはそれを実現するだけのパフォーマンスがあることは分かっています。でも、僕がまだ勉強中であることは、チームも理解してくれています」
「そしてもちろん、チームからはクラッシュしないように言われています。クラッシュしてしまうと、経験を積むチャンスが失われてしまうことになりますからね。クラッシュしないように、僕は集中しています。プッシュしすぎず、1歩ずつ学んでいくだけです」
木村は来シーズンに向け、現在参戦中のスーパーフォーミュラ・ライツ(SFL)で好パフォーマンスを発揮すべく、今回の経験を活かしたいと語った。
「来季に向けては、もちろんSFLで良い結果を残さなければいけません。今回良い結果を残せたとしても、SFLが悪かったら、チャンスは無いかもしれないです」
「ホンダがどう判断するかは分かりません。でも良かったのは、前回のSFLのレースが9月で、次のレースが11月……2ヵ月間レースがない中で今回GT500をドライブするチャンスをいただけたことです。難しかったとしても、SFLにいくつかのテクニックを応用することができます」
「SFLにも、自信を持って臨むことができると思います」
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 GT300コースレコード更新の2号車muta。決勝にも大いに手応え……平良響「オートポリスの450kmと聞いただけで、おっ! これはいけると思っていた」
次の記事 前戦ウイナーが練習走行で痛恨のクラッシュ……8号車ARTA、懸命の修復で予選出走もQ1敗退「クルマが変わってしまった」
More from
田中 健一

ローソン、シンガポールで10ポイント荒稼ぎ……レーシングブルズ”100点”到達「でも、まだ安心できない。今後何が起きるか分からないからね」
F1
F1
シンガポールGP
1 日前
ローソン、シンガポールで10ポイント荒稼ぎ……レーシングブルズ”100点”到達「でも、まだ安心できない。今後何が起きるか分からないからね」

F1分析|フェルスタッペン、VSC中にピットストップしたかった? ”壊れかけのラジオ”越しの訴え。フェラーリは戦略失敗
F1
F1
シンガポールGP
2 日前
F1分析|フェルスタッペン、VSC中にピットストップしたかった? ”壊れかけのラジオ”越しの訴え。フェラーリは戦略失敗

アロンソ、ホンダ製PUの奇妙な挙動に苦しむ「マシンがサーキットのどこにいるのか、正確に把握できていなかったみたいだ」|F1シンガポールGP
F1
F1
シンガポールGP
2 日前
アロンソ、ホンダ製PUの奇妙な挙動に苦しむ「マシンがサーキットのどこにいるのか、正確に把握できていなかったみたいだ」|F1シンガポールGP

More from
チーム・クニミツ

今年のSTANLEY TEAM KUNIMITSUは白黒基調! スーパーGT・GT500今季カラー発表。メンテナンスはHRCが担当
スーパーGT
スーパーGT 2025/03/11
今年のSTANLEY TEAM KUNIMITSUは白黒基調! スーパーGT・GT500今季カラー発表。メンテナンスはHRCが担当

ドライバーふたり揃って”復帰戦”の100号車STANLEY、いきなりの3位表彰台。山本尚貴安堵「39号車を抜けず悔しいが、次に繋がるレースができた」
スーパーGT
スーパーGT
開幕戦:岡山
2024/04/14
ドライバーふたり揃って”復帰戦”の100号車STANLEY、いきなりの3位表彰台。山本尚貴安堵「39号車を抜けず悔しいが、次に繋がるレースができた」

突然のペースダウンにペナルティ……優勝候補の100号車STANLEYは歯車噛み合わず12位「反省を活かしレースで強いクルマを作る」
スーパーGT
スーパーGT
開幕戦:岡山
2023/04/17
突然のペースダウンにペナルティ……優勝候補の100号車STANLEYは歯車噛み合わず12位「反省を活かしレースで強いクルマを作る」
最新ニュース

多種多様なGT300クラスで、公正なタイヤ供給という難題。来季ワンメイクサプライヤーのダンロップに聞く「考え方はシンプルです」
スーパーGT
SGT スーパーGT 7 時間前
多種多様なGT300クラスで、公正なタイヤ供給という難題。来季ワンメイクサプライヤーのダンロップに聞く「考え方はシンプルです」

優勝争いの7月から一転、10月富士では大苦戦。悩める牧野任祐「グリップ感が全くない。何が起きていたのか分からない」
スーパーフォーミュラ
SF スーパーフォーミュラ
第9戦・第10戦富士
7 時間前
優勝争いの7月から一転、10月富士では大苦戦。悩める牧野任祐「グリップ感が全くない。何が起きていたのか分からない」

ピアストリ「タイヤのパンクが、結果的に助けになった」シンガポールはハミルトン抜き5位
F1
F1 F1
シンガポールGP
8 時間前
ピアストリ「タイヤのパンクが、結果的に助けになった」シンガポールはハミルトン抜き5位

MotoGPライダー、ファンイベント欠席のペナルティに反発強める。ポイント剥奪などは「やりすぎ」
MotoGP
MGP MotoGP
インドネシアGP
9 時間前
MotoGPライダー、ファンイベント欠席のペナルティに反発強める。ポイント剥奪などは「やりすぎ」
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録