LEONが予選ポールポジションもライバルのレースペースを警戒。蒲生尚弥「レースは拮抗するはず……ミスなく走り切るだけ」
#65 LEON PYRAMID AMGが、スーパーGT第4戦でGT300クラスのポールポジションを獲得。しかしライバル勢の追い上げを警戒している。
Naoya Gamou, Takuro Shinohara, Haruki Kurosawa, #65 LEON PYRAMID AMG
写真:: Masahide Kamio
スーパーGTの第4戦富士予選でGT300クラスのポールポジションを獲得した#65 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥、篠原拓朗、黒澤治樹)は、決勝に向けて自分たちのできることに集中するとしながらも、ライバルのレースペースを警戒していることを明かした。
65号車LEONは、予選Q1のグループBに出走し、篠原がドライブを担当した。本来ならばQ1とQ2タイムの合算でスターティンググリッドが決するが、直前に行なわれたFIA F2のレースでオイル漏れが発生したことを受け、ウエットコンディションの際に適用される”合算”ではない方式で、GT300クラスの予選が行なわれることになった。
「予選直前に、フォーマットが雨の時のモノになったので、いつもよりは気持ちが楽になりました。ポールポジションは全て蒲生選手のおかげです。感謝しかないです」
そう篠原は語る。
「1アタック目で四脱(コース外走行でタイム抹消)してしまったので、2アタック目をまとめることができてよかったです」
篠原はグループBで2番手タイムを記録。蒲生にバトンを繋いだ。
その蒲生は、予選Q2で1分37秒764を記録。今回からランボルギーニ・ウラカンGT3のEvo2を投入しているJLOCの87号車(METALIVE S Lamborghini GT3)を0.051秒抑え、GT300クラスのポールポジションを獲得した。
「前回のレースから今回までの間に何回かテストがあって、そこで得られたモノを今回活かして、ポールポジションを獲得できて嬉しく思います」
そう語る蒲生は、ライバル勢のレースペースを警戒する。
「朝の公式練習では、ライバルのロングランペースもかなり速そうに見えました。明日どうなるかわかりませんが、とりあえず今日は良い結果が得られたので、良かったなと思います」
「決勝はかなり拮抗すると思います。ミスなく走り切るだけだと、そういう風に思ってやりたいです」
「天候もどうなるか分かりませんし、自分たちがやり切っても運が味方してくれないということも十分にあります。運も味方してくれるような、そんなレースができたらなと思っています」
篠原も、ライバル勢の戦略などを警戒する。
「GT3車両がグリッドの前方にいますけど、決勝になったらJAF勢も上位にくると思います。ですので、今のところ全車がライバルです。自分たちは自分たちにできることを精一杯やって、チェッカーを受けた時に一番前にいられたらいいですね」
チーム監督であり、今回は第3ドライバーとしても登録している黒澤は、「自分たちにできることを精一杯やるだけ」だと語る。
「人のことを気にしても仕方がないです。自分たちにできることをしっかりやって、作り上げてきたデータやセットアップなど、みんながミスせずにレースするのが大事です。順位がどうなろうが、自分たちができることを精一杯やりたいです」
「私は立場上、チーム全体を見なければいけません。スタッフ、タイヤメーカーさんと作り上げてきたものを、最後はドライバーと一緒に、何ごともなくゴールさせたいです。それがトップだったらいいなと思っています」
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