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歴史の新たな一歩。交流戦の実現に、両シリーズ代表「素晴らしい未来が待っている」

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歴史の新たな一歩。交流戦の実現に、両シリーズ代表「素晴らしい未来が待っている」
執筆:
2019/11/25 12:07

ITRチェアマンのゲルハルト・ベルガー、そして坂東正明GTA代表がスーパーGT×DTM特別交流戦について語った。

 スーパーGTを運営する株式会社GTアソシエション(GTA)とDTMを運営するITRは、『スーパーGT x DTM特別交流戦』のレース2決勝を前に、共同記者会見を実施。ITRチェアマンのゲルハルト・ベルガー、そして坂東正明GTA代表が交流戦について語った。

 統一技術規則”Class1”の制定と交流戦の実現に向けて、2013年から議論を続けてきたスーパーGTとDTM。2017年にはスーパーGT車両とDTM車両とのデモランが日独で実現。そして2018年6月にClass1規則が完成し、2019年の交流戦開催に向けて努力が重ねられてきた。

 ベルガーは、23日(土)のレース1でグリッドに並ぶマシンを見て、これまでの努力が正しかったとコメント。”今後”に向けて大きな期待を持っていると話した。

「今回のイベントを作り上げるにあたり、お互いの努力、そして坂東さんの協力は素晴らしいものだった。この2年間、ITRとGTAの関係者が協力し、5つのマニュファクチャラーがグリッドに集結したのを見て、これからの将来が楽しみだと思っている」

「何年も前から我々がやってきたことの第一歩が今回のイベントだと思う。5年前には想像できなかったことだが、実際にそのグリッドに立った時にこれは正しいステップだったと思った。これから素晴らしい未来が待っていると感じている。スポンサーの皆様の信頼と協力にも感謝したい」

「だが、これが第一歩だ。まだまだ解決しなければならないポイントがたくさんある。引き続き議論を重ね、ますます皆様にとっていいイベントを作り上げていきたい」

 坂東代表は、10月にホッケンハイムで行なわれたDTM最終戦にGT500クラスの車両が参加したことについて、シリーズの一戦だったにも関わらず暖かく迎え入れてくれたDTM側に感謝するとともに、今回の交流戦開催がモータースポーツの”新たな歴史”を作ると語った。

「短い間の中で、ITRとGTA双方のスタッフ、そして富士スピードウェイと協力しながら、交流戦の準備を進めてまいりました。日独の関係者の努力、やってきたことをやっと形にすることができました。日本の、そして世界のモータースポーツの新たな歴史が始まる、まさに第一歩が今回のレースと思っております。この特別交流戦をスーパーGTを応援してくれる日本のファンの皆さんに見てもらうことで、その気持ちを伝えたいという思いです」

「同じ技術規則で別々の国・地域でのレースを行なうことがあっても、この特別交流戦のように全く別のカテゴリーが統一の技術規則を作り、一緒に走れるようにする、レースを開催するというのは過去に例がありません」

「ここまでやってきたことに対して、富士スピードウェイの皆さん、ITR、マニュファクチャラー、GTAのスタッフ、関係各位のご尽力に対しては感謝の念でいっぱいです」

 23日(土)のレース1ではスーパーGT勢が上位を占めたが、24日(日)のレース2は終盤の波乱もあってDTM勢も上位に食い込み、白熱のバトルが展開された。

 今回のイベントを高く評価するドライバーや関係者も多かったが、来季の交流戦の開催はまだ発表されていない。坂東代表は、今回のイベントの結果を踏まえて、今後について検討していきたいと話した。

「来季の交流戦については、ホッケンハイムや今回のコストなどを確認した上で日本でやるのか、ドイツでやるのか、それとも第三国でやるのかを考えていきたいと思います。発表の日程や開催時期は、ロジスティック面の問題もあるのでお互いのシリーズのスケジュールを確認しながら前へ進めていきます」

「自分としては、そこでウインターシリーズのようなものが出来るようなことがあればいいと思いますし、ワールドチャンピオンレースみたいな形に出来るかどうかが、最終点であり夢であります」

「参加していただいているマニュファクチャラーの予算などもありますし、話し合いをしながら進めていかなくてはいけない。プロモーターの夢を語っても、マニュファクチャラーの投資に対する見返りがなければいけないと思いますので、目標を決めていきたいと考えています」

 来季、GT500クラスにはClass1規則に準拠した新型車両が導入される。開発領域やレースフォーマットなどDTMとの違いはまだ残っているものの、両シリーズの距離は確実に縮まるはず。長い年月をかけて一歩を踏み出したスーパーGTとDTM。今後どのような展開を見せるのか注目だ。

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この記事について

シリーズ DTM , スーパーGT
イベント SUPER GT x DTM 特別交流戦
執筆者 松本 和己