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TEAM MACHを過去最高成績に押し上げた塩津佑介&木村偉織。苦労人ふたりが語る玉中哲二代表への感謝「チャンスもらい、結果で返すしかないと」

最終戦を勝利で飾り、ドライバーズランキング8位、チームランキング7位でシーズンを締め括ったTEAM MACH。創設以来最高のリザルトをチームにもたらした塩津佑介と木村偉織が、玉中哲二代表への感謝を語った。

Yusuke Shiotsu, Iori Kimura, #5 マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号

写真:: Masahide Kamio

 2025年スーパーGT最終戦もてぎでは、TEAM MACHの5号車マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号がGT300クラスを制した。チームにとっては苦節22年、初めての勝利であった。

 今季は最終戦での初勝利のみならず、第5戦鈴鹿では3位表彰台に入り、トップ10フィニッシュを6回記録してドライバーズランキングでも8位(事実上の7位)に入るなど、過去最高の成績を残したマッハ号。その立役者となったのが、塩津佑介と木村偉織のホンダスクール同期コンビだ。

 2019年、共に鈴鹿サーキット・レーシングスクール(現ホンダ・レーシングスクール鈴鹿)を受講したふたり。木村はホンダの育成プログラムに入ることができた一方、塩津は茨の道を歩むことになり、そのキャリアは対照的なものとなっていた。

 塩津は2022年にGAINERの第3ドライバーのシートを掴み、念願のスーパーGTデビューを果たすことができたが、出場機会にはなかなか恵まれず。さらなる活躍の場を求め、2024年にTEAM MACHに移籍した。一方の木村はスーパーフォーミュラまでステップアップしたが、昨年をもってホンダとの契約が終了となり、路頭に迷っていたところでチャンスを得た。

 そういった経緯もあり、塩津も木村もTEAM MACH玉中哲二代表への恩義は強い。ふたりは優勝記者会見の中で、“九州男児”の玉中代表の目に光るものがあったことは本当に嬉しかったとしみじみ語っていた。

 塩津はTEAM MACH加入の経緯を振り返りつつ、玉中代表への感謝を次のように述べた。

「僕は去年からの加入でしたが、その前にはGAINERさんにお世話になっていました。スーパーGTの舞台に上げてくれたのはGAINERさんで、そこでたくさんの経験をさせてもらいました」

上位チームに所属するも、出場機会には恵まれなかった塩津(右)

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写真: Masahide Kamio

「ただ、『決勝で走る機会はなかなか作ってあげられない』と言われていて、特にその年(2024年)はZが投入されることでさらに走る機会がなさそうだという話でした。『まだまだチャンスあると思うから(シートを)探しておいで』と言っていただき、僕のお世話になっている方に玉中さんを繋いでいただきました。テストがあることを教えてもらってから2ヵ月くらい連絡がなくて心配でしたが、テストの1週間前くらいに連絡をいただいたのが最初のきっかけでしたね」

「玉中さんはドライバーをどう育てるかをすごく考えて下さっています。去年は藤波(清斗)選手、今年は木村選手と、速いドライバーと組むことができましたが、そういった環境を作ってくださったのは玉中さんとチームです。のびのびとレースをさせていただいていて、とても感謝しています」

 今季はレースシート喪失の危機があった中、トップカテゴリーで自らの実力を示すことができた木村は、結果で玉中代表に恩返しをしたいと考えていたと語った。

「僕は去年のスーパーフォーミュラ最終戦を走った後に、HRC(ホンダ・レーシング)さんから『来年は一緒にはレースができない』という話をもらいました」

2024年を最後にHRCとの契約が終了した木村

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写真: Masahide Kamio

「スクール時代から含め、HRCさんには6年くらいすごくお世話になりました。翌年レースができるか分からない中、B-Maxの組田(龍司)代表がaprの金曽(裕人)代表に繋いでくれて、金曽さんが玉中さんに繋いでくれて……というのがファーストコンタクトです」

「やっぱりドライバーって、ハンドルを握ってないといけません。僕はまだまだ選手として走りたいと思っていたし、自分の才能も信じていました。まだまだやりたいと強く思っていた中で、まずはテストという形でチャンスをもらいました」

「『来年はニートかな』と思っていたような中でチャンスをもらったので、結果で返すしかないと思っていました。そういう意味では、今年は本当に強い思いでアクセルを踏んでレースしていましたね」

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