アウディR8 LMSを使用するチームルマン、来季の車両変更を検討中。さらなるパフォーマンス向上のため様々な選択肢を模索
スーパーGTのGT300クラスに参戦するチームルマンは、2023年シーズンにアウディR8 LMS以外の車両を使用することも検討しているようだ。

2022年のスーパーGTは先日第6戦SUGOが終了したばかりだが、GT300クラスに参戦するチームルマンのとある動きがSNS上で話題となっていた。
レーシングカーの売買を取り扱う『racecarsdirect.com』というサイトに、現在チームルマンが使用しているアウディR8 LMS GT3 Evo2(6号車Team LeMans Audi R8 LMS)が出品されていたのだ。
同サイトによると、販売価格は40万ユーロ+税。40万ユーロは現在のレートで日本円に換算すると、約5700万円だ。サイトには9月19日(月)、つまりSUGO戦の翌日に登録されたと記されている。
チームルマンが車両スイッチを決断したのか? はたまた撤退なのか……? そんな憶測が飛び交う中、チームルマンのエグゼクティブ・アドバイザーであり、R8の出品者としても登録されている古場博之氏に話を聞いた。
古場氏によると、彼らは来季の車両変更を検討している段階であり、R8売却も含めてまだ決定事項ではないという。ただ、現行の車両がどのくらいの価格で売却可能かを早々に把握することは、今後仮に次期車両を新規購入するとなった場合にも、様々な面で動きをとりやすくなるはずだ。そしてもちろん、参戦は継続していくという。
チームルマンは2021年シーズンより、アウディR8 LMS GT3でGT300クラスへの参戦をスタート。同年はポイントを獲得することができなかったものの、Evo2のアップデートを施した今季は開幕戦岡山と第5戦鈴鹿で5位入賞を果たし、着実な進歩を見せていた。
ただミッドシップレイアウトが故の重量配分の難しさなど、悩みの種もない訳ではない。GT300クラスの半数以上となる15チームにタイヤを供給している横浜ゴムにとっても、その大半がフロントエンジン車であり、ミッドシップ車に特化したタイヤ開発ができている訳ではないという。そのため6号車もリヤタイヤへの負荷をなるべくかけない保守的なセットアップを強いられている部分もあるようだ。
上記のような経緯もあり、チーム全体のパッケージとしてさらなる高みを目指すために、彼らは車両のスイッチも含めて様々な選択肢を検討している最中、というのが事の真相のようだ。
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