GTA坂東代表、来年以降のタイ大会について言及「開催する方向で協議中」

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GTA坂東代表、来年以降のタイ大会について言及「開催する方向で協議中」
執筆:
2019/07/01 10:28

今年で開催6回目を迎えたチャーン・インターナショナル・サーキットでのスーパーGTだが、来季以降の開催についてGTアソシエイションの坂東正明代表が言及した。

 2019スーパーGT第4戦が開催されたチャーン・インターナショナル・サーキットでプロモーター記者会見が行われ、その席でGTアソシエイションの坂東正明代表は来年以降も同地で開催する方向で協議していることを明らかにした。

 2014年から開催が始まったスーパーGTのタイラウンドは今年で早くも6回目を迎えた。各チーム、ドライバーともこのコースに対する対策やタイへの遠征にもかなり慣れてきた様子で、例年以上に落ち着いた姿が各チームのピットで見られた。

 そんな中、決勝日の午前中に行われた記者会見には、GTAの坂東代表と、チャーン・インターナショナル・サーキットでマネージングダイレクターを務めるタイナシリ・チャンビタヤロム氏が登壇した。

 坂東代表は、チャーン・インターナショナル・サーキットとの6年間の歩みを振り返り、このように語った。

「ここチャーン・インターナショナル・サーキットにおいてのスーパーGTの開催は今年で6年目を迎えましたし、ここのサーキットのこけら落としとなるレースイベントとしてもスーパーGTが行われました」

「その後、このサーキットの発展というものは素晴らしいものがあり、ブランパンシリーズ、アジアン・ルマンをはじめ、昨年からはMotoGPと、世界選手権のレベルのレースが開催できるまでになりました」

「来場いただくお客様の観戦環境も向上しており、ここまで努力を積み重ねてこられたことに対しては、心からの敬意を表します」

 そう語った坂東代表。ここまで2年ごとに開催契約を締結してきており、現段階では2019年いっぱいで開催契約満了となる。気になる来年以降の開催に向けて、このように述べた。

「来年以降の開催について、継続して開催する方向で協議をしている段階です」

「我々のレースはあくまでもプロフェッショナルなレースであり、自動車メーカーのマーケティング、営業戦略のツールとして機能するものでなければならないと考えています」

「また各開催地での人気を獲得し、より多くのお客様にご来場いただきたいという部分で、海外でどれだけの集客ができ、その上でいかにマーケティングや営業戦略のツールとして活用できるかを常に考えながら協議を進めている段階です」

「このタイでもスーパーGTを定着させるためにはどうしたら良いのか? 自動車メーカーやスポンサーのツールとしてより良く機能するようにするにはどうすればよいのか? その手法を考えながら、開催継続の方向で、協議し努力していかなければならないと考えています」

 また、タイナシリ氏も、この6年間を振り返るとともに、来年以降の開催について、次のように語った。

「GTAとは、このサーキットができる前からオフィシャルの講習会などの協力も含め、一緒に活動してきた。スーパーGTというイベントがありきでGTAからいろいろなことを教えていただいたからこそ、サーキットがここまで発展できたと考えている。これからもGTAと共にタイの経済、サーキットの発展を考えながら活動できたらと思う」

「スーパーGTはこの6年間、我々のサーキットの発展とともに開催してきたイベントなので、これからも、さらに一緒に発展していきたいと考えている」

 例年なら、この場で開催契約の延長が発表されるのだが、今年はその状態に至っていないということ。前向きに協議を進めているという両者の回答だったが、ふたりとも会見では少し険しい表情をしていたのが印象的だった。

 タイ大会の開催継続についてはパドックでも様々な噂が飛び交っている。2020年は東京オリンピックの兼ね合いで8月の富士500マイルレースの開催が不可能なことが決まっており、その期間中にタイと来年から復活するマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで海外連戦を行うのではないかという見方が強まっている。

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 しかし、その一方で「タイでの開催は今年までなのではないか?」という噂が聞こえてきているのも事実だ。MotoGPの開催も始まり、スケジュール面、資金面でもチャーン・インターナショナル・サーキット側に余裕がなくなってきている部分が影響しているのではないかと憶測されている。

 いずれにしても、開催延長になるか、今年いっぱいで終了になるのか。正式な発表を待つしかない状況だ。

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この記事について

シリーズ スーパーGT
イベント 第4戦:タイ
執筆者 Tomohiro Yoshita