スーパーGT 第7戦:オートポリス

王者トムスがまさかのダブルリタイア。フロントグリルの汚れがトラブルを誘発か……au坪井「運が悪かったとしか言いようがない」

スーパーGT第7戦オートポリスは2台揃ってレースを途中で終えたTOM'S。共にフロントグリルの汚れがひどく、これがトラブルに繋がったようだ。

戎井健一郎

公開日時: 2025/10/19 11:08

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

#37 Deloitte TOM'S GR Supra, #1 au TOM'S GR Supra   au TOM'S GR Supra

写真:: Masahide Kamio

 スーパーGTのチャンピオンチームであるTOM'Sにとって、第7戦オートポリスは悪夢のような週末となった。レース序盤〜中盤は1号車au TOM'S GR Supra、37号車Deloitte TOM'S GR Supraが2台とも優勝争いに絡んでいたが、2台は突如としてトラブルに見舞われ、チェッカーを受けられなかった。

 彼ら2台は3時間のレースが残り1時間を切ったところで緊急ピットイン。共にメカニックがフロントグリルの汚れを掃除する姿が映し出されていた。そして一旦はコースに復帰した2台だったが、結局はガレージにマシンを戻した。

 エンジン吸気や冷却に使う空気の通り道であるフロントグリル。そこが詰まってしまうと、エンジンに不具合が生じてしまうことは想像に難くない。ピット作業では表面的な汚れを綺麗にすることはできるが、内部まで詰まってしまったものはどうしようもない。結局急場凌ぎの処置では改善が見られず、今回のレースから投入されたトヨタのスペック2エンジンに無理をさせないためにも、リタイアを選んだという。

 TOM'Sの山田淳総監督は、37号車Deloitteは笹原右京がターン1でコースオフしており、さらには前の車両を抜こうとした際に少しコースを外れたりしたため、その影響が大きかったのではないかと語る。

 一方で1号車auに関しては、チームにもドライバーの坪井翔にも明確な心当たりはない様子。ただ、写真を見ても分かるように1号車のグリルは汚れており、中央部に少し破損の跡も見られる。大きなタイヤカスなどのデブリが侵入した可能性もあるかもしれない。

写真: Masahide Kamio

「運が悪かったとしか言いようがない、という印象ですね」と語る坪井。パワーが落ち始めた時のフィーリングについては「徐々に徐々に、というよりは突然バンっと落ちたような感じでした。そこから元に戻ったり、また落ちたりという波は少しありましたが、復活することはありませんでしたね」と説明した。

 スーパーGTにおけるTOM’Sの2台ノーポイントは、auがピットミス、Deloitteがペナルティに泣いた2023年開幕戦岡山以来2年半ぶり。ただ、今シーズン強さを見せてきた1号車auは未だポイントリーダーの座を守っており、37号車Deloitteも厳しい状況には置かれたもののわずかながら逆転タイトルの可能性を残している。

 前人未到のシリーズ3連覇のかかる坪井は「前回のSUGOと今回のオートポリスと流れが悪く、個人的にも反省すべきところはあると思います。(最終戦)もてぎはすぐにやってくるので、しっかり反省をした上で優勝だけを目指して、36号車(1号車)らしい形でチャンピオンを決めたいです」と意気込んだ。

 山田総監督も「今回は非常に残念なレースだった」としつつも、「最終戦に向けて悪いポジションではありません。特に1号車に関しては基本的には14号車(ランキング2番手の14号車ENEOS X PRIME GR Supra)の前でゴールすればいいという話ですから。しっかりと振り返り、反省して、強い気持ちで最終戦に臨みたいです」と締め括った。

 

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 まさに“シビック・マジック”。予選下位のホンダ勢が表彰台独占……優勝のSTANLEY山本・牧野組は王座争いに名乗り|スーパーGT第7戦

次の記事 タイトルも射程圏に! STANLEYシビック、12番手から大逆転勝利の要因はズバリ戦略「2回目のピットストップが大事だと把握していた」

More from

戎井健一郎



次世代国産フォーミュラ『JMIA-DOME F113』が富士でデモラン! 開発ドライバーの大嶋和也も好感触「思ったよりも順調。楽しみです」

WEC

WEC

Fuji

9 時間前

次世代国産フォーミュラ『JMIA-DOME F113』が富士でデモラン! 開発ドライバーの大嶋和也も好感触「思ったよりも順調。楽しみです」



DENSO SARD、SUGO戦は今年も勝利まであと一歩届かず。「燃料の問題がなければ、優勝争いできたはず」とフェネストラズ

スーパーGT

スーパーGT

第6戦:SUGO

6 日前

DENSO SARD、SUGO戦は今年も勝利まであと一歩届かず。「燃料の問題がなければ、優勝争いできたはず」とフェネストラズ



タイヤ無交換で19番手から2位! GT300王座争い大量リードのリアライズ。しかしオリベイラ「こんな“ジョーカー”毎戦使うわけにはいかない」

スーパーGT

スーパーGT

第6戦:SUGO

7 日前

タイヤ無交換で19番手から2位! GT300王座争い大量リードのリアライズ。しかしオリベイラ「こんな“ジョーカー”毎戦使うわけにはいかない」

最新ニュース



復帰戦でいきなり3位のハジャーを、レッドブルも称賛。“激情型”から卒業して精神的にも成熟?「さまざまな面で成長している」

F1

F1 F1

アゼルバイジャンGP

1 時間前

復帰戦でいきなり3位のハジャーを、レッドブルも称賛。“激情型”から卒業して精神的にも成熟?「さまざまな面で成長している」



WECフェラーリ、富士6時間は今季最悪のレースに「あらゆることがうまくいかなかった」残り2戦で逆襲目指す

WEC

WEC WEC

Fuji

2 時間前

WECフェラーリ、富士6時間は今季最悪のレースに「あらゆることがうまくいかなかった」残り2戦で逆襲目指す



なぜMissionH24は燃料電池を止め、水素V6を選んだのか。 トヨタと描き直すル・マンへの道

WEC

WEC WEC

Fuji

2 時間前

なぜMissionH24は燃料電池を止め、水素V6を選んだのか。 トヨタと描き直すル・マンへの道



ピアストリ、表彰台逃した痛恨のミスに違和感?「一瞬でフロントタイヤが両方ロックするなんて……」

F1

F1 F1

アゼルバイジャンGP

3 時間前

ピアストリ、表彰台逃した痛恨のミスに違和感?「一瞬でフロントタイヤが両方ロックするなんて……」

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録