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【スーパーGT】富士決勝GT300:51号車戦略バッチリ、大逆転優勝!

スーパーGT第2戦富士500km決勝レースが行われ、#51 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3(中山雄一/坪井翔)が大逆転で優勝を飾った。

#51 JMS Lmcorsa RC F GT3:中山雄一, 坪井翔

#51 JMS Lmcorsa RC F GT3:中山雄一, 坪井翔

 スーパーGT第2戦、富士500kmレースの決勝が行われ、#51 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3(中山雄一/坪井翔)が”ロングラン”で差を詰め、大逆転で優勝を飾った。

 ゴールデンウィーク中の開催となる第2戦。富士スピードウェイにはファンが大勢駆けつけた。気温19度、路面温度29度というコンディションの中でレースがスタートした。

 なお、前日にタイヤバーストによるクラッシュでマシンが大破してしまった#360 RUNUP GT-R(柴田優作/田中篤)はリタイアを届け出ており、決勝をスタート出来ず。#50 Ferrari 488 GT3(都筑晶裕/新田守男)は前戦岡山でのクラッシュの影響で富士をエントリーを取り消しており、GT300クラスは28台のマシンで争われた。

トップ2のメルセデスAMG、後続を突き放す

 ポールポジションの#4 グッドスマイル 初音ミク AMGの片岡龍也がまずまずのスタート。トップ3はグリッド通りで1コーナーを抜けたが、#11 GAINER TANAX AMG GT3のビヨン・ビルドハイムが、#9 GULF NAC PORSCHE 911の峰尾恭輔をダンロップコーナーでオーバーテイクし、2番手に浮上した。

 2周目、6番手#61 SUBARU BRZ R&D SPORT(山内英輝)の背後に#7 Studie BMW M6(荒聖治)がぴったりとつけ、ダンロップコーナーでオーバーテイクを成功させた。#61 SUBARU BRZ R&D SPORTはペースが上がらず、8番手までポジションを落とした。

 4周目、#51 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3(中山雄一)が、#9 GULF NAC PORSCHE 911の峰尾にメインストレートで並び1コーナーで前に立った。峰尾は追いすがるも、コカ・コーラコーナーで中山が3番手を確保した。

 トップの#4 グッドスマイル 初音ミク AMGと2番手#11 GAINER TANAX AMG GT3は1.4秒ほどの差。トップ2のみが1分39秒台をマークし、3番手との差がじわじわ開いていく展開となった。

 10周目、8番手までポジションを上げていた#33 D’station Porsche(藤井誠暢)だが、レクサスコーナーでスピンを喫し23番手までポジションを落とした。どうやら、#55 ARTA BMW M6 GT3(高木真一)との接触があったようだ。

 16周目を終え、#4 グッドスマイル 初音ミク AMGがペースをあげれば#11 GAINER TANAX AMG GT3が反応する形で、ギャップは変わらず。ただトップから3番手#51 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3のギャップは6.5秒、4番手#9 GULF NAC PORSCHE 911までは10.5秒の差が開いた。

 片岡にタイムロスがあったか、トップ2台の差は28周目に急接近。アドバンコーナーで膨らんだ片岡のイン側に#11 GAINER TANAX AMG GT3のビルドハイムが飛び込んだ。サイド・バイ・サイドでダンロップコーナーに進入するが、イン側の片岡がかろうじてトップをキープした。

 メインストレートに戻ってくると、#4 グッドスマイル 初音ミク AMGはピットに向かい、谷口信輝にバトンタッチ。47.8秒の作業時間でコースに送り出した。その翌周、#11 GAINER TANAX AMG GT3もピットへ。平中克幸は#4 グッドスマイル 初音ミク AMGの眼の前でコースに復帰し、アンダーカットに成功。しかし、タイヤが暖まっている谷口はアドバンコーナーで平中を捉え、ポジションを取り返した。

 ピットに入らずトップを走行していた#51 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3の中山は、ハイペースで引っ張り続け42周目でピットイン。坪井翔にステアリングを託した。ただ、右のフロントタイヤの交換に手間取り、62.2秒の作業時間でピットアウトした。

盤石だったはずのGSR4号車、思わぬアクシデント

 全車が1回目のピットインを済ませた46周目、トップは変わらず#4 グッドスマイル 初音ミク AMG。2番手#11 GAINER TANAX AMG GT3との差は9.7秒まで広がっていた。そのさらに10秒後方に#51 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3。4番手には、スピンを喫してから猛然と追い上げを続けていた#33 D’station Porscheのスヴェン・ミューラーが浮上。5番手は#7 Studie BMW M6のヨルグ・ミュラーだ。

 安定したペースで走行を続ける#4 グッドスマイル 初音ミク AMGの谷口は、2番手とのギャップを14秒弱まで広げた。

 61周目、連勝に向けて盤石の状態でトップを走行していた#4 グッドスマイル 初音ミク AMGだが、セクター3でスロー走行。左フロントタイヤがパンクし、なんとかピットに滑り込んだ。62.2秒の作業時間でたっぷりと燃料を積み、片岡に挽回の希望を託した。

 #11 GAINER TANAX AMG GT3は71周目にピットインした。コースインする頃には、#4 グッドスマイル 初音ミク AMGは最終コーナーを立ち上がるところ。14秒のリードから、トラブルによって逆に差が生じてしまったことになる。

 76周目、#33 D’station Porscheの藤井が、片岡の#4 グッドスマイル 初音ミク AMGに1コーナーで襲いかかった。1度は凌いだものの、77周目にオーバーテイクを許してしまい、#4 グッドスマイル 初音ミク AMGはこれで実質4番手に後退した。

 トップを走行しペースを上げていた#51 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3の坪井は、80周目まで引っ張って2度目のピットイン。39.3秒の作業時間でピットアウトした。その頃、#11 GAINER TANAX AMG GT3はコントロールライン付近。坪井のドライブで大逆転に成功し、トップのままコースに復帰した。

 #51 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3の中山と#11 GAINER TANAX AMG GT3のビルドハイムのギャップは当初4秒ほどだったが、その差はじわじわと詰まり85周目には1秒以内につけた。しかし逆転には至らず、逆にその差はむしろ開いていった。

 4番手を走行していた#4 グッドスマイル 初音ミク AMGは、98周目に再び左フロントタイヤのパンクに見舞われてしまい、入賞圏外に滑り落ちてしまった。

 結局そのままトップで#51 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3がチェッカーを受けた。RC F GT3は、スーパーGT参戦2戦目で優勝を果たした。

 2位は#11 GAINER TANAX AMG GT3。トラブルに泣いた#4 グッドスマイル 初音ミク AMGが前から消え、敵なしかと思われたが思わぬ伏兵にやられてしまった。

 3位には#33 D’station Porsche。予選3番手を記録しながら、タイム抹消で14番手からスタートし、レース中もスピンを喫したが、逆風を乗り越え表彰台までたどり着いた。

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