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【スーパーGT】岡山決勝GT300:大波乱の開幕戦、4号車初音ミク完勝

スーパーGT開幕戦岡山の決勝が行われ大波乱のレースとなったが、GT300クラスは#4 グッドスマイル 初音ミク AMGが圧巻の勝利を飾った。

#4 グッドスマイル 初音ミク AMG:谷口信輝, 片岡龍也

#4 グッドスマイル 初音ミク AMG:谷口信輝, 片岡龍也

 スーパーGT開幕戦岡山の決勝、GT300クラスを制したのは大波乱となったレースを苦にせず、完璧な戦いを見せた#4 グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也)だった。

スタート前からトラブル続出

 直前に行われたウォームアップで、GT300クラスに出走するマシンにトラブルが続発。#21 Hitotsuyama Audi R8 LMSと#48 植毛 GT-Rが接触し、21号車のリヤがダメージを受けてしまったのだ。48号車がグリッドにつかなかった一方で、21号車はグリッド上でダメージを修復する”荒業”で無事12番グリッドについた。また、今回がデビュー戦となる#52 埼玉トヨペットGreenBraveマークX MCだが、ウォームアップに出る際にマシン左フロントを損傷させたようで、こちらもグリッドにつけなかった。

 なお、前日までマシントラブルで一切走行できなかった#7 Studie BMW M6は、ウォームアップで走行し、レース出走が認められた。

 パレードラップがスタートするが、GT500クラスの#17 KEIHIN NSX-GTのエンジンが止まってしまい、グリッドから動けなかった。なんとかエンジンが再始動した17号車は、隊列に加わるためにGT300を抜いていった。隊列を整えるためにエクストラフォーメーションラップが宣言されたが、17号車はピット入り口で再びストップ、さらになんとポールポジションの#8 ARTA NSX-GTもエンジンストップしてしまい、これにより赤旗が掲示された。ホームストレートでGT500、GT300が縦一列に隊列を組んだが、その中で#64 Epson Modulo NSX-GTも同様のトラブルに見舞われ、ホンダはスタート前に3台失うことになってしまった。

 決勝は1周減算で81周、その上セーフティカースタートが宣言され、レースが始まった。このタイミングで、48号車と52号車が隊列に加わった。

 3周目からレースが正常にスタート。GT300クラスは#65 LEON CVSTOS AMGの黒澤治樹と#4 グッドスマイル 初音ミク AMGと片岡龍也、少し離れて#25 VivaC 86 MCの山下健太というグリッド通りのトップ3。

 後方では#61 SUBARU BRZ R&D SPORTの山内英輝が、#88 マネパ ランボルギーニ GT3の織戸学を追い回し、4周目のアドウッド入り口でオーバーテイクを成功させた。

 その直後、52号車マークX MCがホッブスコーナーで単独スピンを喫し、これでセーフティカーが出動。この間にまたしてもGT500ホンダ勢にトラブルが発生してしまう。#100 RAYBRIG NSX-GTがエンジンストップしてしまったため、2周した後に再びメインストレートに停止し、隊列を整えることになった。

トップを快走する4号車

 レースは12周目から再開された。再開直後から5番手61号車のペースが良く、中山雄一が駆る#51 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3を追い回し続け、17周目に61号車スバルがオーバーテイクを成功させた。

 65号車と4号車の、AMG同士のトップ争いはテール・トゥ・ノーズ。3番手25号車を3秒近く引き離して一騎打ちの様相になってきた。片岡はイン側に何度も顔をのぞかせ黒澤にプレッシャーをかけると、20周目のレッドマンコーナーで65号車のインをこじ開け、ついにトップに躍り出た。

 トップに立った4号車は、快走を続けギャップを築き上げていき、65号車はトップ争いをしている間に追いついてきた25号車の相手をすることになった。

 6番手争いは5台によるバトル。#31 TOYOTA PRIUS apr GTの久保凜太郎は、ビヨン・ビルドハイムが駆る#11 GAINER TANAX AMG GT3と接触しながら集団の前に出た。11号車は、12番手までズルズルとポジションを落としてしまった。

 27周終了時点で、#25 VivaC 86 MCはピットインし松井孝允にドライバーチェンジ。左側の2輪をタイヤ交換しピットアウトした。その翌周、#65 LEON CVSTOS AMGもピットインし、4輪タイヤ交換し蒲生尚弥を送り出した。

 25号車の前でコース復帰した65号車だが、タイヤが暖まっていなかったため、すぐにオーバーテイクを許してしまった。

 トップを走る4号車もその翌周にピットイン。25号車と同じく左2輪を交換して谷口信輝にマシンを託した。タイヤが暖まった65号車は、25号車の後ろにぴったりとつけるが、このタイミングで#46 S Road CRAFTSPORTS GT-Rがマシンを止めておりイエローフラッグ。ストレートスピードで負けている25号車にとっては追い風となった。4号車は、両者のバトルを尻目にギャップを広げていった。

 好調だった61号車スバルだったが、37周目にパイパーコーナー出口でマシンを止めてしまった。

再びのセーフティカーでギャップがゼロに

 GT500クラスが54周目、GT300クラスのトップ4号車が51周目に入るころ、新田守男がドライブする#50 Ferrari 488 GT3は、#64 Epson Modulo NSX-GTと接触し、2コーナーで大クラッシュ。コンクリートウォールに当たったマシンのフロント部分は大破し、セーフティカーが出動となった。新田は救急車でコース外に搬送された。

 ピットレーンがクローズしたが、この直前にピットインした#55 ARTA BMW M6 GT3がタイヤ無交換作戦で4番手まで浮上した。このセーフティカーにより、10秒以上のリードを築いていた4号車のリードは帳消しになってしまった。

 GT500クラスの62周目からレース再開。再開後もペースの良さは変わらず、逃げていく4号車の後ろでは、25号車と65号車のバトルも再開された。#9 GULF NAC PORSCHE 911の峰尾恭輔が、タイヤ無交換作戦を取っていた55号車を抜き、4番手に浮上した。

 懸命なブロックを繰り返し、65号車を抑えていた25号車の松井だったが、ホッブスコーナーでリヤが流れスピン。なんとか接触は避け4番手でレースに復帰したが、表彰台を逃す手痛いミスとなってしまった。

 前がようやく開けた65号車は、ペースを上げてトップを走る4号車を追うものの、もうすでに安全圏まで逃げていた4号車はトップでチェッカーを受け、開幕戦優勝を飾った。2014年の第2戦富士以来の久しぶりの優勝となった。

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スーパーGT開幕戦 岡山 GT300クラス 決勝正式結果

1. #4 グッドスマイル 初音ミク AMG/2h13'18''040
2. #65 LEON CVSTOS AMG/+3.825s
3. #9 GULF NAC PORSCHE 911/+14.234s
4. #25 VivaC 86 MC/+21.899s
5. #55 ARTA BMW M6 GT3/+22.562s
6. #10 GAINER TANAX triple a GT-R/+25.342s
7. #3 B-MAX NDDP GT-R/+25.822s
8. #51 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3/+26.836s
9. #33 D’station Porsche/+27.258s
10. #31 TOYOTA PRIUS apr GT/+34.897s
11. #87 ショップチャンネル ランボルギーニ GT3/+38.674s
12. #18 UPGARAGE BANDOH 86/+45.920s
13. #7 Studie BMW M6/+46.874s
14. #21 Hitotsuyama Audi R8 LMS/+1Lap
15. #360 RUNUP GT-R/+1Lap
16. #111 エヴァRT初号機 Rn-s AMG GT/+1Lap
17. #5 マッハ車検 MC86 GTNET/+1Lap
18. #11 GAINER TANAX AMG GT3/+1Lap
19. #88 マネパ ランボルギーニ GT3/+1Lap
20. #117 EIcars BENTLEY GT3/+1Lap
21. #26 TAISAN SARD R8 FUKUSHIMA/+2Laps
22. #60 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3/+2Laps
23. #35 ARTO 86 MC 101/+3Laps
24. #22 アールキューズ SLS AMG GT3/+3Laps
25. #48 植毛 GT-R/+3Laps
26. #2 シンティアム・アップル・ロータス/+20Laps
--以上完走--
#50 Ferrari 488 GT3/+28Laps
#30 TOYOTA PRIUS apr GT/+35Laps
#61 SUBARU BRZ R&D SPORT/+41Laps
#52 埼玉トヨペットGreenBraveマークX MC/+74Laps

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