Juju、2022年Wシリーズのプレシーズンテストに参加決定。最年少ドライバーとしてシート獲得なるか？

デンマークF4などで活躍してきたJuju（野田樹潤）が、カタルニア・サーキットで行なわれるWシリーズのプレシーズンテストに参加することが明らかとなった。

　女性のみで争われるフォーミュラカー選手権として発足4年目（選手権としては3年目）を迎えるWシリーズは、スペインのカタルニア・サーキットで3月2日〜4日にかけて行なわれる2022年のプレシーズンテストの参加者を発表。その中には、日本人ドライバーのJuju（野田樹潤）が名を連ねた。

　父で元レーシングドライバーの野田英樹と共に、2020年から本格的な海外挑戦をスタートさせたJuju。同年はデンマークF4でデビューウィンを飾るなどランキング6位を獲得した。2021年はUS F4に参戦予定だったが、開幕戦の予選を前にシリーズへの参戦見送りを発表し、結果的にデンマークF4に継続参戦。ランキングは7位だった。

　16歳のJujuは今回、テストに参加する20名のドライバーの中で最年少。テストのドライバーラインアップには、過去2シーズンでタイトルを獲得しており、2022年は3連覇を目指して参戦することが決まっているジェイミー・チャドウィックや、昨季ランキング2位のアリス・パウエルなどもおり、強豪ぞろいだ。

　また、2022年のWシリーズのシートに関しては、前年のランキング上位8名、そして昨年のWシリーズ・アカデミー・ドライバーであるイリーナ・シドルコヴァが自動的に出場権を得ており、現時点で9席が確定している状態。この9名に加え、Jujuをはじめとする11名の気鋭のドライバーが、残りのシートを獲得するためにテストに参加する。

　テスト参加に際し、Jujuは次のようにコメントしている。

「Wシリーズの公式プレシーズンテストに参加することになりました。Wシリーズの史上最年少ドライバーとなれることにワクワクしています」

「Wシリーズに参戦するチャンスをいただきありがたく思っています。いつも応援してくださるファンの皆様、スポンサーの皆様に感謝します」

　2022年のWシリーズに関しては、初のアジアラウンドとして鈴鹿が加わり、F1日本GPのサポートレースとなることが発表されている。そこで日本人ドライバーが“凱旋レース”を行なうことができるのか……その動向に注目だ。