Wシリーズ、新型コロナの影響で2020年の開催を断念。2021年再開に向け準備開始
2シーズン目を迎える予定だった女性ドライバーのみのフォーミュラカテゴリー『Wシリーズ』だが、新型コロナウイルスの影響により2020年はレースを開催しないことが明らかとなった。
女性ドライバーで争われるフォーミュラカーのカテゴリー『W series』は、新型コロナウイルスの影響を鑑み、2021年までレースを開催しないことを発表した。
昨年からDTMのサポートレースとして6レースが行なわれ、大きな注目を集めたWシリーズ。2年目となる今年は全8戦が予定され、特に北米で行なわれる終盤2戦はF1のサポートレースとして行なわれるはずだった。
しかし、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、世界中のモータースポーツが大幅な日程変更を余儀なくされ、今も各カテゴリーで対応が続いている。
そんな中、Wシリーズは不確定な状況が続く中でのシーズン開催は困難と判断し、関係各所と協議の結果、2020年はレースを開催しないことを決定。その代わりに2021シーズンは規模を拡大しての開催を目指し、すでに準備に入っているという。
WシリーズCEOのキャサリン・ボンド・ミュールは次のようにコメントした。
「Wシリーズのデビューシーズンとなった2019年に成功を収めた後、2021年までトラック上でレースをしないという決定を下すことは、決して簡単なことではなかった」
「しかし、2021年に向けてはエキサイティングなシーズンにするために、すでに準備に取り掛かっている。来年のF1アメリカGPとメキシコGPのサポートレースとして組み込まれることを確認でき、嬉しく思っている」
「2020年の計画を取り巻く不確定な要素を収束させるのはとても困難だという結論に達し、我々は2021年をこれまで以上に大きく、より良いレースプログラムにするために、すでに注力を開始している」
F1のマネージングディレクターを務めるロス・ブラウンもコメントを発表。改めてF1のサポートレースにWシリーズが加わることに注目していると語った。
「Wシリーズはモータースポーツの世界に信じられないほどの影響を与えており、今年は私たちのスケジュールに参加することを楽しみにしていた。COVID-19がもたらした困難のためにイベントが開催できないことは、私たちにとっても大変残念なことだ。しかし、Wシリーズが復活する2021年のエキサイティングなレースを楽しみにしている」
なお、Wシリーズでは6月11日からeSportsシリーズ「WシリーズeSportsリーグ」を始める。これには今季参戦を予定していた18名のドライバーで争われる。
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