ウェーバー「結果に満足している。WEC富士で3位以上にはなれなかった」
1号車ポルシェのウェバーは、今回の3位という結果を誇りに思い、満足していると語った。










今季WECのニュルブルクリンク、メキシコ、オースティンラウンドで勝利してきたマーク・ウェーバーとそのチームメイトのブレンドン・ハートレーとティモ・ベルンハルトは、日本ラウンドでその連勝が途絶えた。日本ラウンドを3位で終えた彼らの上には、トヨタとアウディがいた。
ポルシェ1号車はレース中盤で2番手にいた。しかし最終スティントでは、6号車トヨタがトップに躍り出てアウディから逃げ切ったのに対し、1号車ポルシェは前の2台に追いつくだけのペースを失っていた。
しかしウェーバーはこのような結果になったのにもかかわらず、チームは満足していると語った。
「僕たちはこの結果をとても誇りに感じている。今回の結果以上のことはできなかった」
「それに何か起きてしまったことに対して語るのは、簡単なことだ」
「僕たちのマシンはトヨタより、ダブルスティントに対して少し敏感になっていた。あとマシンの調子がレース中盤と終盤で若干異なっていた。しかし、それが耐久レースだ」
ウェーバーは、最後のスティントで前の2台との差を縮めることができなかった理由を次のように語った。
「アウディは全てのスティントで新品タイヤを履いていた。一方の僕たちはそうではなかった。その差だと思う」
「明らかにアウディは燃料不足で、ラストスティントの前にたくさんの燃料を積まなければならなかった。しかし、彼らは予選でタイヤを温存できていた。それらが最後のタイトなレースの要因だ」
最終スティントでのポルシェの判断
また、トヨタのタイヤ無交換で走りきるギャンブル的な戦略は、今回のポルシェの結果に影響していないとチームが結論づけていたことをハートレーは明かした。
「その時アウディと僕たち(ポルシェ)は、順位と状況を見て『これは僕たちが勝ったな』と思った」
「だからその後、失望感を感じていた」
「ラストスティントでのタイヤ交換は、チームの決断だ。それはダブルスティントのトヨタに対してリスクのある決断だった。しかしそれでもタイヤ交換を決行した」
「チームはタイムを計算して、タイヤを交換することでラップタイムを伸ばせると判断した。それが僕たちにとって最高の戦略のひとつだったんだ」
「結局うまくいかなかったけど、でもそれがレースだ」
この記事について
シリーズ | WEC |
イベント | 富士 |
ロケーション | 富士スピードウェイ |
ドライバー | ブレンドン ハートレー , Mark Webber , ティモ ベルンハルト |
チーム | ポルシェ・チーム |
執筆者 | Jamie Klein |