タイトル獲得が”絶望的”となったトヨタ「残る3レースで優勝狙う」

オースチンでポルシェに敗北を喫し、タイトル獲得の望みがかなり薄くなったトヨタは、今後は残る3レースでの優勝を狙っていくという。

 今季の世界耐久選手権(WEC)LMP-1Hクラスは、トヨタの8号車TS050HYBRIDが開幕2連勝を飾り幸先のいいスタートを切っていたものの、第3戦のル・マン24時間レース以降は2号車ポルシェ919HYBRIDがチームオーダーの助けも借りて4連勝中。その勢力図が逆転する形となった。

 今季はあと3レース残っているが、ドライバーズランキングのトップである2号車のティモ・ベルンハルトやブレンドン・ハートレー、アール・バンバーと8号車の中嶋一貴とセバスチャン・ブエミのポイント差は41ポイントまで開いた。残りの3レースで獲得できるポイントは最大で78ポイントであることを考えれば、”絶望的”な差だと言える。

 第6戦オースチンでポルシェの2台に敗北した後、TMG(トヨタ・モータースポーツGmbH)のテクニカルディレクターを務めるパスカル・バセロンはタイトル獲得の可能性は”極めて小さい”と認めた。

「チャンピオンシップを勝ち獲るチャンスを得るためには、ここオースチンを含めて、すべてのレースで勝つ必要があった」とバセロンはmotorsport.comに述べた。

「ポルシェの2号車に影響するような、何か特別な状況にでもならなければ、現段階でのチャンスは極めて小さい」

 バセロンは、惨敗に終わったメキシコ戦よりはライバルにはるかに近づいたものの、チームはオースチンでの敗北に落胆していると語った。

 次戦の富士は、トヨタにとってホームコース。昨年も勝利を挙げている地であり、ブエミはポルシェよりも競争力を持って臨めると主張した。

「(オースチンの)予選では期待を下回ったが、マシンは全くグリップがなかったメキシコよりもはるかに良くなっていた。富士では、さらに良いと思う」とブエミは語った。

「僕たちとポルシェの間に、大きなギャップはない。レースが進むにつれて、ポルシェに追いついていったが、トラフィックの問題もあったし、他のクルマと接触するリスクが高すぎたんだ」

 またトヨタは、”個人的な理由”でオースチンを欠場したアンソニー・デビットソンについて、欠場は1戦限りであり、来月の富士ではブエミや中嶋とともにトヨタ8号車をドライブするとしている。

Additional reporting by Guido Schittone

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この記事について
シリーズ WEC
イベント名 オースティン
サーキット サーキット・オブ・ジ・アメリカズ
記事タイプ 速報ニュース