ダブルタイトル王手のポルシェ。それでも「保守的アプローチはしない」

ポルシェのチーム代表であるザイドルは、ダブルタイトル獲得に手がかかっているものの、上海でのレースは最初から攻めていくと語った。

 ポイントが2倍になるル・マン24時間レースでの総合優勝を含め、ニュルブルクリンクとメキシコシティ、オースティンと4連勝を挙げたポルシェ2号車。これによりティモ・ベルンハルト、アール・バンバー、ブレンドン・ハートレーの3名は、8号車トヨタTS050の中嶋一貴、セバスチャン・ブエミを39ポイントリードしている。

 今季は上海でのレースを含め、残り2レース。獲得できるポイントは最大でも51ポイントであり、たとえ上海でトヨタが1-2フィニッシュを飾ったとしても、2号車が3位に入れば1レースを残してドライバーズタイトルを獲得することになる。

 またマニュファクチャラーズタイトルについても、ポルシェが唯一のライバルであるトヨタを58.5ポイントリード。今週末に1号車か2号車、どちらかが2位以上を獲得すればタイトルが決定する。

 ポルシェのチーム代表であるアレクサンドル・ザイドルは「まずは2台で前を走ろうと努力してみるが、その後はどうなるか見てみよう」と語った。

「マニュファクチャラーズタイトルに関しては、我々は少なくとも1台のトヨタを倒す必要がある。だから、決して保守的になることはないし、最初からアタックしていかなければならない」

「ベナルティやトラブル、ピットストップなど何が起こるのかは誰にも分からない。保守的になっている余裕はない」

 ザイドルにドライバーとマニュファクチャラー、どちらのタイトルを優先するのかと問うと「理想的には両方だ!」とジョークを飛ばし「我々は過去2年のように、プレッシャーがない状態で(最終戦)バーレーンに臨みたい」と答えた。

「しかし、重要なのはマシンを無事にフィニッシュさせることだ。我々はまだしっかりとしたリードを持っているので、何か愚かなことをしないようにする必要がある」

 上海でのレースで2台のマシンの戦略を分けるのは、メカニカルトラブルやコース上のインシデントでチャンスを逃すことになりかねないため、理にかなっていないとザイドルは考えているようだ。

「最終的にどちらのマシンが前で終わるのかは分からないので、最初はどちらのマシンも最適なレースタイムで走り切れるように集中する」

「もしどちらかのマシンがリタイアした場合、もう片方のマシンが勝つ必要がある。だから我々は両方のマシンで勝ちを狙い、レースがどのように展開していくか見ていかなければならない」

 予選では、バンバーがトラフィックに引っかかった影響でスピンを喫し、2号車は4番グリッドからのスタート。一方で1号車は2番グリッドを獲得し、トヨタ勢の間からスタートすることになる。

Additional reporting by Frankie Mao

【関連ニュース】

コメント
コメントを書く
この記事について
シリーズ WEC
イベント名 上海6時間
サーキット 上海国際サーキット
ドライバー ブレンドン ハートレー , アール バンバー , ティモ ベルンハルト
記事タイプ 速報ニュース
タグ andreas seidl