






アンソニー・デビッドソンは、テストで肋骨を痛めたため、先日行われたメキシコラウンドを欠場した。しかし、今週末に行われるアメリカラウンドには、セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴のチームメイトとして復帰する予定だ。アメリカラウンドは、今シーズンで最も暑いコンディションで行われるレースになるとみられている。
「マシンに戻ってくることができて嬉しい」とデビッドソンは語る。
「メキシコ戦を座って見ているのは、とてもイライラすることだった。しかし、それは正しいことだった」
「肋骨は他の怪我と違って、最悪の事態が潜んでいるんだ。不気味なことにね。ベッドに横たわっていても、それは悪化する可能性がある。立っていることが、それを治すには一番良いんだ」
「痛めると非常に厄介な部分だよ。そして、肋骨の怪我を経験した誰とも、その痛みを共有することができる。そして、成し遂げたい最後のことは、カーボンシートに座って、高いGがかかるコーナーを通過することだ。それがよくないんだ!」
オースティンへの挑戦
デビッドソンは、今季のカレンダーの中でも特にお気に入りだという、サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)でのレースを楽しみにしていると語る。
「こういう設計がされたサーキットは、今はとても希少だ。僕はこのサーキットが大好きだ。チャレンジングだし、うまく攻めることができれば、やりがいがあるんだ。トラフィックに合わせることは、LMP1を決定づける大きな部分を占めている。僕はまだ学んでいるところだけどね」
「コースには、ユニークな部分がたくさんある、ターン1に向けては、大きく登っていかなければいけない。それはここにしかないコーナーだ。人々はCOTAの主なポイントとして、このコーナーについて語る。でも、それは正しくない」
「最もチャレンジングなのは、それに続くセクションなんだ。どのラインを選択するか、そしてどこでスピードを上げ、燃料をどこで節約するのかが、本当に重要だと思う」
「このコースで次に重要なのは、ターン13〜15までの低速の複合セクションだ。クルマを走らせる位置がとても難しい。間違ったラインを走ると、全くうまくいかない。でも、クルマの中にいると、それが必要なように感じてしまうんだ」
「マスターするのが、本当に難しいコースだよ」
この記事について
シリーズ | WEC |
イベント | オースティン |
ロケーション | サーキット・オブ・ジ・アメリカズ |
ドライバー | アンソニー デビットソン |
チーム | ガズー・レーシング |
執筆者 | Charles Bradley |