







先週行われたWEC最終戦バーレーンで8号車トヨタTS050HYBRIDのセバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、アンソニー・デビッドソン組が今季5勝目を挙げた。これによりトヨタは、2017シーズンの全9戦の中でライバルであるポルシェよりも勝利数で上回った。
TMG(Toyota Motorsport GmbH)のテクニカルディレクターであるパスカル・バセロンは、バーレーンでのレースの後に次のようにコメントしている。
「目標を達成できたことに満足している。今シーズンはそれぞれ違ったスポットライトを当てることができるだろう。9レース中6レースはパフォーマンスの面でポルシェを上回ることができたが、結局チャンピオンシップを獲得することはできなかった」
「基本的に我々はチャンピオンシップを失ったと言えるだろう。今回のタイトルはポルシェが自力で勝ち取ったものではない。しかし人生はそういうもので、それがモータースポーツだ」
バセロンは8号車トヨタがタイトル争いから外れてしまった大きな原因は、総合8位でレースを終えたル・マン24時間にあると説明している。
「8号車トヨタがル・マンでタイトルを失ったのは確かだ」
「マニュファクチャラーズタイトルに関しても、我々は大きな過ちを犯した。最後の2レースでは1-2フィニッシュの可能性があったが、どちらともアクシデントが発生した」
7号車トヨタは、WEC上海とWECバーレーンでLM-GTE Proクラスの車両と接触。2レースとも4位で終えている。
トヨタはシーズン後半もTS050HYBRIDの開発を推進し、10月のWEC富士では新しい空力パーツを投入していた。
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シリーズ | WEC |
チーム | ポルシェ・チーム , Toyota Gazoo Racing |
執筆者 | Gary Watkins |
トヨタ「ポルシェは自力で王者を勝ち得た訳ではない。我々が失っただけ」
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