トヨタ、来季WECプログラムについて未だ評価中。発表は10月中旬か
執筆: Gary Watkins
トヨタは、将来の方向性について発表するのはWEC富士以降になる可能性を示唆する声明を行なった。



WECは9月序盤に行われたメキシコ戦で、WECの新しい将来計画について発表。そこでトヨタは今後のLMP1プログラムについてコメントすることを避けており、将来の方向性が決定するのはWEC富士になるだろうと示唆していた。
TOYOTA GAZOO Racingは、WEC富士前に行った声明の中で"必ずしも"今後の計画が発表されるとは限らないと示している。
声明は以下の通りである。
「現在トヨタ自動車は、今後のLMP1プログラムについて、全出資者と話し合いを進めている」
「話し合いはメディア報道や内容の精度などが主題となっており、10月中に最終決定を行うものとする。よって必ずしも富士のイベント中に行われるとは限らない」
通常であれば、トヨタは10月後半までに来季WECの参戦可否を表明することになる。つまりプログラムが継続されるかどうかは、10月末か11月序盤までは公式通知されることはない。
TMG(独トヨタ・モータースポーツ)は、プログラムは来季も継続されると仮定して、すでに来季用のTS050ハイブリッドの開発が進めていると考えられる。
トヨタが評価しているのは来季の"スーパーシーズン"への参戦可否だけであると考えられている。
LMP1クラスのレギュレーションの方向性は未だ定まっていないが、先週パリで行われたメーカーによる会議とテクニカルワーキンググループによる会議の開催によって、進捗があったようだ。
これまでトヨタは2018年シーズンも参戦を継続するとコミットしていたが、ライバルであるポルシェが今季をもって撤退するため、プログラムの再評価を行なっている。
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この記事について
シリーズ | WEC |
イベント | 富士6時間 |
ロケーション | 富士スピードウェイ |
チーム | Toyota Gazoo Racing |
執筆者 | Gary Watkins |
トヨタ、来季WECプログラムについて未だ評価中。発表は10月中旬か
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