「アロンソの働きは期待通り」トヨタのブルツがWEC初テストを評価
トヨタのアドバイザーを務めるアレックス・ブルツは、バーレーンでのWECルーキーテストでのフェルナンド・アロンソの仕事ぶりを賞賛した。

F1に参戦中のフェルナンド・アロンソは、11月19日(日)にバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われたWEC(世界耐久選手権)ルーキーテストに参加。100周以上を走破し、最速ラップ1分43秒013を記録した。このタイムはトヨタのマイク・コンウェイがこの日記録した最速のラップタイムより、わずか0.6秒遅いだけのものだった。
トヨタのアドバイザーを務めるアレックス・ブルツは、ガレージからアロンソの走りを見守った。そしてアロンソがマシンを乗りこなしていくやり方を見て、それに感銘を受けたと言う。
「僕はスポーツカーが大好きだ。だから、プロのドライバーがプロトタイプカーに乗って興奮を感じるような時、僕は誇りに思う」
ブルツはそうmotorsport.comに対して語った。
「フェルナンドは、最高のレーシングドライバーのうちのひとりだ。そして期待していた通り、彼はテストをうまくやり遂げた」
「彼はすぐにWEC独特のドライビングスタイルに適応したし、1日を通じて建設的な非常に価値のあるフィードバックを、我々にたくさんもたらした」
速いラップタイムを記録することが、この日のアロンソの目的ではなかった。そのためブルツは、タイムシートに基づいてアロンソのパフォーマンスを判断するのは不可能だと語った。しかしその一方で、アロンソが正確なペースを刻むことができるということに、疑いはないと語った。
「我々は異なるプログラムを行っていたし、路面温度も異なっていた。だから、詳細を見比べることが不可能だ」
そうブルツは語る。
「その全ては、ラップタイムに大きな影響を及ぼすんだ」
「しかし、我々のレギュラードライバーと”ルーキー”のタイム差が非常に接近している点について話していることを理解している。だから私が言うことができるのは、彼が本当にうまくやり、そして彼と共に働くのは素晴らしいことだということだ」
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この記事について
シリーズ | WEC |
ドライバー | フェルナンド アロンソ |
チーム | Toyota Gazoo Racing |
執筆者 | Jonathan Noble |