ポルシェLMP1チーム「大きなライバル、トヨタの優勝を祝福したい」

今季限りでWECから撤退するポルシェAGのLMPチームの首脳陣が、これまでの4年間を振り返りコメントを寄せた。

 今季の世界耐久選手権(WEC)は、先週の土曜日に決勝レースが行われたバーレーン戦をもって幕を下ろした。

 このバーレーンでのレースは、2017年の最終戦であると同時に、今季限りでシリーズからの撤退を表明しているポルシェのLMP1チームにとって最後の1戦でもあった。

 ポルシェは今季、ドライバー及びマニュファクチャラーの両チャンピオンを獲得したものの、最終戦は2-3位。8号車トヨタTS050HYBRIDに勝利を奪われてしまった。とはいえ、2014年にWEC復帰を果たした後のポルシェの戦績は輝かしいものであり、ル・マン3連覇に加え、マニュファクチャラーズ選手権の3連覇、ドライバーズ選手権も3回獲得している。さらに参戦全34戦中17勝、勝率5割という圧倒的な成績を残し、ポールポジション20回と、ファステストラップ13回も獲得している。

 WECのLMP1プロジェクトはこれで一旦終了となるが、彼らは今後、2019-2020年シーズンのフォーミュラE参戦を目指していくとしている。

 今回のWEC最終戦を受け、ポルシェの主要メンバーは次のようにコメントを発表した。

ポルシェAG社長 オリバー・ブルーメ:
「これまでル・マンを3連覇したポルシェチームはありませんでしたが、このチームはそれを達成しました。チームに感謝し、チーム全員を誇りに思います。彼らは、大変な努力、一貫性、そして適切なアプローチによって偉業を成し遂げました。これは、ポルシェブランドが約70年にわたって築いてきた精神を象徴しています。フリッツ・エンツィンガーとアンドレアス・ザイドルのチームは新しい挑戦に取り組み、2019年末から6シーズン目となるフォーミュラEに参戦します」

ポルシェAG研究開発担当役員 ミヒャエル・シュタイナー:
「ポルシェ919ハイブリッドの最後のレースエントリーで一つの時代が終わります。私達は、ポルシェの歴史において、発明力、経験、および勇気が成功を収める高度に複雑なレーシングカーを造り出すことを繰り返し証明してきました。919は、4年間に可能なほぼ全てを達成し、ハイブリッドの卓越したパワーを実証しました。効率的なエンジンとパワフルなエレクトリックドライブは919ハイブリッドによって新たな水準に達しました。そして、私達のロードスポーツカーも並行して同じ道を進みます」

LMP1担当副社長 フリッツ・エンツィンガー:
「今日で成功の一時代の幕が閉じました。皆さんに感謝します。最初に、プロジェクトを私に任せ、大きなサポートと励ましを与えてくれた取締役会に感謝します。個人的には、2014年のサンパウロの初優勝で自信を得ることができました。最高のパフォーマンスを示してあらゆるチャンスを掴んでくれたドライバーの皆さんありがとうございます。最終的に34戦中17勝を獲得し、このプロジェクトのために過酷な作業と喜びを分かち合ってくれたチームの全員に感謝します。レースで優勝を求める皆の強い眼差しは私にとって最高の歓びでした。チーム監督のアンドレアス・ザイドルにもお礼を申し上げます。過去2年間、アンドレアスは監督とテクニカルディレクターとして見事に2つの役割を果たし、彼の指示で開発した最初の919が世界選手権のタイトルを獲得しました。そして最後に、ポルシェのような会社が存在することは素晴らしいことです。ポルシェとともに過ごした6年間を一言でいうとしたら、『夢を生きることができました』。プロジェクトと舵取りをする上での大きな自由をありがとうございました」

チーム監督 アンドレアス・ザイドル:
「過去4シーズンにわたって、大きなライバルとなったトヨタの優勝におめでとうの言葉を述べます。こことヴァイザッハにいるチーム全体、ドライバー、感動的な4年間のパートナーに感謝します。今回が919ハイブリッドにとっての最終戦となりました。この技術の粋を結集させたレーシングカーによって達成することができた成功を誇りに思います。来年は、これらのイノベーションションを特別イベントで祝いますが、詳細はこれからの発表になります」

コメントはポルシェのプレスリリースより抜粋

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シリーズ WEC
記事タイプ 速報ニュース