小林可夢偉「これが耐久レース。でも、上海で良ければ次も良いはず」

終始2番手を走行していた小林可夢偉がドライブする7号車トヨタは、残り40分でロペスがクラッシュ。最終的に4位となった。

 FIA世界耐久選手権第8戦上海6時間レースの決勝が行われ、7号車トヨタTS050 Hybridは4位に終わった。

 予選では小林可夢偉がコースレコードを更新するアタックを披露し、ポールポジションを獲得した7号車トヨタ。レース終盤には後続のポルシェ勢に大差をつけ、2番手を走行していたが、ホセ・マリア・ロペスがドライビングしていたレース残り40分というところでGTクラスのポルシェと接触。左のリヤサスペンションを壊し、その修復の間に4番手までポジションを落としてしまった。

「これが耐久レースですね。クルマの調子はあまり良くなかったですけど、あそこまで持っていけたから、なんとかなると思っていたんですけどね」

 そう語るのは小林可夢偉である。

 小林曰く、決勝レースでは7号車と8号車で、スタート時のタイヤ選択を分けたという。8号車がスタート時に履いたのは硬い方のタイヤ、一方の7号車は柔らかい方のタイヤでスタートしたのだ。しかしこの戦略が、7号車には合わなかったという。

「タイヤは8号車と分けたんですけど、それが戦略的には僕らには合わない方向でした。できる限りのことはやったんですけどね」

 そう小林は語る。

「硬いタイヤもそんなに良くなかった。クルマのバランスも良くなかったんで厳しかったんですけど、そんな中でも最後までは行けましたからね。もうちょっと戦いたかった」

 最終的には4位。クラッシュするまでは僚友8号車に遅れを取っていたとはいえ、ポルシェ勢を周回遅れにする速さを見せた7号車。そのパフォーマンスは、最終戦バーレーンでも発揮されると小林は期待している。

「でも、次も大丈夫だと思いますよ。上海で良かったら、次も良いはずです」

 今回上海で8号車が勝利したことで、年間の勝利数はトヨタ4勝、ポルシェ4勝となった。ル・マン24時間レースのダブルポイントなどもあり、すでにポルシェが今季のタイトルを決めている。しかしトヨタのテクニカルディレクターであるパスカル・バセロンは、「勝利数でポルシェを上回る」ことを目指していると語っている。

 泣いても笑っても次が最後。7号車もしくは8号車が勝つことができれば、バセロンの立てた目標をクリアできるということになる。果たして?

取材/赤井邦彦

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この記事について
シリーズ WEC
イベント名 上海6時間
サブイベント Sunday race
サーキット 上海国際サーキット
ドライバー 小林 可夢偉
チーム Toyota Gazoo Racing
記事タイプ 速報ニュース