暫定カレンダーから消えたシルバーストン、開催の可能性はまだあり?

WECが変革を迎える”スーパーシーズン”に、シルバーストン・サーキットでレースが行われる可能性はまだ残っているようだ。

 2018年、WECは大変革を迎える。これまで、シーズン前半に行われていたル・マン24時間レースを最終戦とし、年をまたいでのシーズンとなるよう大規模なスケジュール変更が行われるのだ。

 2017年シーズンも折り返しを過ぎており、6月に行われるル・マン24時間レースの日程自体は変わらないため、2017/18年シーズンからすぐにこれを実施することはできない。そのため2018年初頭から2019年のル・マンまでを”スーパーシーズン”と名付け、移行期間とすることが決定した。スーパーシーズンでル・マン24時間を2度戦い、その後新生WECの通常シーズンが2019/20年シーズンとして始まることになる。

 WECが大変革を行うにあたり、暫定カレンダーからはシルバーストン、ニュルブルクリンク、メキシコ、バーレーンが消え、オースティンの代わりにセブリングがカレンダーに加わっている。

 一方、WECのCEOを務めるジェラール・ヌブーは、2019/20年シーズンにシルバーストンでレースが行われる可能性が消滅していないことを明言している。そして、どうやらスーパーシーズンにおいても、シルバーストンでレースが行われる可能性があるようだ。

 暫定カレンダーでは、スーパーシーズン6戦目にあたる2019年2月の開催地が未定となっている。 ヌブーはスーパーシーズンを発表する際に、2月のレースに関して候補が3つあると語っていた。そのうちの2つは、メキシコシティかオースティンだと考えられている。2月のレース開催地は、3月に行われるセブリング12時間レースにマシンの海上輸送が間に合うようなサーキットでなければならない。もし、その条件に合うような開催地を設定できなかった場合は、シルバーストンで8月にレースが行われる予定であることが、関係者の話で明らかになった。

 その場合2018年の8月、ヨーロピアン・ル・マン・シリーズが開催されるのと同じ週末にレースが行われる計画のようだ。

 ヌブーはシルバーストンと緊密な関係を維持しており、スポーツカー・レーシングの歴史においてシルバーストンが重要な場所であると語ったものの、シルバーストンでのレース開催についてはコメントしなかった。

 シルバーストン・サーキットのマネージングディレクター、スチュアート・プリングルは「我々は(将来)ラインアップに戻ることを願っている」と述べた。

 これまで4月にWECのレースを行っていたシルバーストンは、カレンダーの大幅変更とウインターシリーズ化に伴い、その日程を8月に移動しカレンダーに残ることが確実視されていた。しかし、ポルシェがLMP1からの撤退を発表すると、その計画にも動きがあった。

 コストをコントロールしたいという意図もあり、スーパーシーズンがわずか8レースになるという決定されると、シルバーストンも姿を消すことになったのだ。

WEC"スーパーシーズン"暫定スケジュール

2018年
・4月5〜6日/プロローグ(ポールリカール・フランス)公開テスト
・5月4〜5日/スパ・フランコルシャン6時間(ベルギー)
・6月16〜17日/ル・マン24時間(フランス)
・10月13〜14日/富士6時間(日本)
・11月3〜4日/上海6時間(中国)

2019年
・2月/未定
・3月15〜16日/セブリング12時間(アメリカ)
・5月3〜4日/スパ・フランコルシャン6時間(ベルギー)
・6月15〜16日/ル・マン24時間(フランス)

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シリーズ WEC
記事タイプ 速報ニュース