策定中の新LMP1規則を大幅に変更。しかしHV技術は残留の方向か?

大きな変革を遂げるWECだが、LMP1のハイブリッド技術は依然としてシリーズに残るようだ。

 今後大きな変革を遂げるWEC(世界耐久選手権)だが、LMP1のハイブリッド技術は依然としてシリーズに残るようだ。

 WECの代表であるジェラルド・ヌーブは、次のように述べた。

「2020年LMP1クラスのレギュレーションは、ル・マン24時間で発表したものから大幅に変更が加えられる予定だ」

「しかしACO(フランス西部自動車クラブ/ル・マン24時間レース運営組織)とFIAは、耐久レースのハイブリッドシステムを筆頭とした技術の発展を絶やしてはならないと確信している」

 さらにACOのスポーティングディレクターであるヴィンセント・ボーメスニルは、「どんなメーカーにとっても参加しやすくするために、ハイブリッドを運用していく上での予算を低下させる目標がある」と語っている。

 新たなLMP1のレギュレーションは、2020/21年シーズンより有効なものとなる。

ゼロエミッション案は廃止

 ゼロ・エミッションとは、ピットストップを終えた後は毎度最初の1kmを電力だけで走行しなければならないという規則であり、ル・マン24時間の際発表された新レギュレーションの草案に入っていた。しかし、このゼロ・エミッションのアイデアは廃止されるとみられている。

 ヌーブは、「新しい技術規則の主軸は、今後数週間で発表される予定だ」と明らかにしている。

 さらに同氏は、「このアイデアは特定のメーカーから強い関心が寄せられていたが、それも特定の条件下での話だ」と主張している。

「問題はどこまでハイブリッドを使用するかという度合いだ。ハイブリッドを入れるための余地が必要であるが、問題はどのようなハイブリッドを搭載するかだ」

「ハイブリッド車両をより低コストで開発できるようにレギュレーションを策定していくことは確かだ」

 WEC参戦復帰を検討中のプジョーは、ポルシェやトヨタとともに2020年のレギュレーション策定の会議に参加していた。これまで彼らはLMP1クラスの技術力の低下と低コスト化を望んでいる。

DPiの取り入れはなし

 またヌーブは、今季よりIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権で取り入れられたLMP2シャシーをベースとしたデイトナプロトタイプ(DPi)規則をWECに取り入れる可能性を排除した。

 また彼は、このシリーズがトヨタやプライベーターであるジネッタやBRエンジニアリング/ダラーラなどのマニュファクチャラーにとって”敬意を示すことができ、的確である”ものでなければならないと主張している。

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シリーズ WEC
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