2018年からWECのLMP1に10MJ回生システムと開発トークン採用か?

2018年からの新技術規則に、回生エネルギー最大値の10MJへの引き上げ、トークンシステムの導入などが盛り込まれることが検討されている

 WECの2018-2021年シーズンのレギュレーション草案は完成に近づいており、間もなく確認されることが期待されている。このレギュレーションは、ACOとFIA、そしてメーカーとチーム間で1年以上にわたって議論が行われてきたものだ。このレギュレーションには、回生エネルギーの最大量を10MJに引き上げること、そして”開発トークン”システムを盛り込むことが検討されているという。

 このトークンシステムは、新規メーカーの参入と、現在参戦中のチームに対するモチベーション、そしてLMP1クラスのコスト削減の観点から、トヨタにより提案されたものであるという。

「我々は新しいレギュレーションと安定性のために、よく働いている。そして、我々はパフォーマンスの開発も継続したいと考えている」

 そうmotorsport.comに語ったのは、トヨタのチームディレクターである、ロブ・ロイペンである。

「トークンシステムは、このシリーズ、そしてこのレギュレーションの安定及び予測を可能にする手助けになると思う。そして、基本的な部分に焦点を当てることになる。それは、誰にとっても役立つだろう」

 トヨタはライバルのアウディやポルシェよりも小さい予算でLMP1のプロジェクトを実施していると考えられている。トークンシステムは、マシンやパワートレインの特定の箇所におけるコストを制限するために、実施されることが求められている。

「我々は、技術革新や自由を、心から守りたいと考えている。しかし、コスト面もコントロールしたい」トヨタのテクニカルディレクターである、パスカル・バセロンも、motorsport.comに対して語った。

「そのために我々は、定義の原案も提案しています。それはクルマの各部分についてのトークン数と、トークン使用の制限数についてです」

「我々はこれが、毎年の開発範囲を減少させる、簡潔な方法だと考えています。チームはこれからも開発と革新を続けていくことができますが、そのために毎年新しいマシンを登場させる必要がありません」

 アウディとポルシェは当初、このトークンシステムのアイデアを採用することに対して、抵抗する姿勢を見せていた。しかしその反対の熱は、この数カ月の間に冷めていったと、motorsport.comでは理解している。そして2018年のレギュレーションいくつかは、間もなく発表されるものとみられている。

 トヨタはLMP1クラスに、将来にわたって参戦を継続することを決めたと思われるが、アウディはまだ、WECに2017年以降も参戦し続けるかどうか、公式には発表していない。しかし、ディーゼルエンジンとガソリンエンジンの均等性が得られる限り、WECへの参戦を継続するという決定を、アウディの監査役会がすでに下していると、広く信じられている。

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この記事について
シリーズ WEC , Le Mans
チーム Team Joest , ガズー・レーシング , ポルシェ・チーム
記事タイプ 速報ニュース