2018年ポルシェワークスドライバーの各プログラムが明らかに
WECのポルシェGTチームのラインアップからマコヴィッキィが外れ、来季よりブルーニが加わることが明らかになった。

来季WECのポルシェGTチームのラインアップにジャンマリア・ブルーニが加わることが明らかになった。
昨年フェラーリからポルシェに移籍したブルーニは、今年IMSAウェザーテックスポーツカー選手権にシーズン途中から参戦。そのブルーニは、来年WEC LM-GTE Proクラスのラインアップに加わり、ポルシェ911RSRをドライブする。
ブルーニは、フレデリック・マコヴィッキィに代わり、リチャード・リエッツとともにWEC LM-GTE Proクラスに参戦する予定だという。姉妹車はケビン・エストレとローレンス・バンスールが担当する。
またポルシェは来年ル・マン24時間ではWEC LM-GTE Proクラスのエントリー数を2台から4台に増枠し、増やした2台にはIMSAシリーズに参戦するコア・オートスポーツのドライバーを起用する可能性が高いと明らかにしている。
WEC組に充てられた2台はリエッツとマコヴィッキィ、ブルーニ、エストレ、ミヒャエル・クリステンセン、バンスールが担当するようだ。
さらにIMSAシリーズからル・マン24時間に参戦するドライバーは、パトリック・ピレやニック・タンディ、アール・バンバー、ティモ・ベルンハルト、ロマン・デュマ、スヴェン・ミュラーが抜擢される可能性があるとポルシェは明らかにしている。
なおこの予想から、今年WEC LMP1チームに所属していたタンディとバンバーは、来季よりIMSAのGTレースに参戦するとみられる。
2度WECを制したベルンハルトは、ドイツで開催されるADAC GTマイスターシリーズに自身のチームである「チーム75ベルンハルト」でエストレとともに911 GT3-Rをシェアしながら参戦するという。
現在フォーミュラEに参戦中のアンドレ・ロッテラーとニール・ジャニ、来シーズンはF1フル参戦が決定したブレンドン・ハートレーに関するポルシェからの発表は今のところはない。
GT3プログラム
ポルシェはGT3カテゴリーに関する活動の一環として、来季のプランパンGTシリーズにファクトリーとしてフル参戦することを明らかにしている。
ファクトリーチームであるマンタイ・レーシングは、マコヴィッキィとデュマ、ダーク・ワーナーを擁し、1台のポルシェ911 GT3-Rを運用するという。
なおこの3名はスパ24時間(トタル・スパ24時間)が含まれるGT3耐久レース、インターコンチネンタルGTでもタイトル獲得に向けて戦うことになるようだ。
なおバサースト(リキモリ・バサースト12時間)や鈴鹿(鈴鹿10時間)、ラグナ・セカ(マツダレースウェイ・カリフォルニア8時間)では地元のチームと協力体制を組む予定にある。
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この記事について
シリーズ | WEC |
ドライバー | Gianmaria Bruni , Kevin Estre , Michael Christensen , Richard Lietz |
チーム | Team Manthey |
執筆者 | Gary Watkins |