2018/19年のエントリーは36台に。”シリーズ全面見直し”が功を奏す

WEC代表者らは、スーパーシーズンのエントリー台数が当初の規定台数を上回ったのは、全面的なシリーズの見直しが理由だと考えている。

 フランス西部自動車クラブ(ACO)の代表を務めるピエール・フィヨンと、WEC(世界耐久選手権)のCEOであるジェラール・ヌーブは、2018/19年”スーパーシーズン”のエントリー数が規定台数を上回って36台になったことにより、全面的にシリーズを見直すという作業の妥当性を確認できたと考えている。

 先週発表された”スーパーシーズン”のエントリーリストには、全36台が掲載されていた。当初のエントリー台数の規定は34台だったものの、それを上回る36台となったことについては彼らは、ル・マン24時間レースの存在と、LMP1クラスのプライベーターチームの競争力が増すことを後押しした新レギュレーションが理由であると考えている。

 フィヨンはmotorsport.comにこう述べた。

「ポルシェがLMP1クラスから撤退してしまったため、我々は心配していた。しかし新ルールの制定など、スーパーシーズンのために我々はFIAと共に懸命に仕事をしてきた」

「我々が下した全ての決断によって、この正当性が立証された。36台のエントリーはその結果であるが、これには非常に驚かされた」

 一方ヌーブはこう話した。

「多くのファンや関係者は耐久レースの将来を心配した。特にル・マンやWECに不安を抱いていた。だが今日では、それを心配する必要はないということを確認した」

 また彼は、WECとACOはFIAと協力して、ポルシェの撤退によって引き起こされた”問題”の”適切な答え”を用意できたと語った。

 先日WECはエントリー台数枠を増やし、最大で34台までエントリーできるように変更していた。今回それを超えた36台のエントリーを認めたのは、スーパーシーズンの移動スケジュールがこれまでとは異なり、飛行機での貨物輸送がなくなって、船での輸送のみであることが理由だと彼は明かした。またスーパーシーズンのコンセプトでもある『コスト削減』という重要な要素のおかげで、エントリー数を増加させるための余裕ができたという。

 なおスーパーシーズンにレースを開催するサーキットの中で、上海のみが36台のエントリーに問題を抱えることになる可能性がある。

「上海にとっては困難な状況になりそうだ。しかしすでにGTE Amクラスには(今年は)9台のマシンを受け入れることで満足していると伝えている。だが上海ではガレージをシェアする必要があるだろう」とヌーブは話した。

「この解決策を見つけることは、パドック全体にとっても関心ごとだ」

 さらに彼は、5月に行われる開幕戦スパ・フランコルシャン6時間レースの追加エントリーを受け入れる可能性があることを明かした。

「ル・マンの前に、スパへの参戦を希望するチームがひとつかふたつある。我々はこの件についてすでに仕事を始めている」

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