トヨタ8号車、チャンピオンに向けてポール獲得! タイトル争うアルピーヌは5番手|WECバーレーン8時間
WEC最終戦バーレーン8時間レースの予選が行なわれ、トヨタ8号車がポールポジションを獲得した。
写真:: JEP / Motorsport Images
FIA世界耐久選手権(WEC)の最終戦バーレーン8時間レースの予選が行なわれ、トヨタ8号車(セバスチャン・ブエミ/ブレンドン・ハートレー/平川亮組)がポールポジションを獲得した。
シーズン最終戦の舞台は、バーレーン国際サーキット。日が沈みゆく中で予選が開始された。
注目は、同ポイントで最終戦を迎えたトヨタ8号車とアルピーヌ36号車の力関係だ。今回の決勝は8時間レースで配点も6時間レースより多くなっているが、この予選でどちらが前に出るか、決勝を占うアタック合戦となった。
36号車は予選開始を待ちきれないかのように、ピット入り口で待機。その後ろにトヨタの7号車が続いた。36号車はマシュー・バクシビエール、7号車はマイク・コンウェイがステアリングを握り、ブレンドン・ハートレーが乗り込んだトヨタ8号車は少しタイミングをズラしてアタックに向かった。
36号車最初のアタックは1分48秒593。対して、7号車のコンウェイはそれを0.503秒上回って見せた。
さらにトップタイムを塗り替えたのが、プジョー93号車のポール・ディ・レスタ。1分47秒610をマークするが、タイムシートのトップに座れたのはわずかな時間だった。8号車のハートレーが1分46秒800のアタックをまとめたのだ。
その後も各車がアタックを続けたものの、8号車のタイムに肉薄することはできず。残り2分を残してピットに戻った8号車が、チャンピオン獲得に向けてポールポジションを獲得した。
2番手はプジョーの93号車。プジョーは今回、性能調整によって前戦富士よりも12kg軽量化しており、フリー走行でも速さを見せていた。
トヨタの7号車は3番手。僚友8号車とは0.938秒差だった。アルピーヌ36号車はプジョー94号車の後塵も拝する5番手となっている。
LMP2クラスは、セッション終盤までポイントリーダーのJOTA38号車が暫定トップとなっていたが、41号車のREALTEAM By WRTがセッション最後のアタックでトップタイムを更新。クラスポールポジションを手にしている。
今季限りで終了となるLM-GTE Proクラスは、ポルシェ勢とフェラーリ勢が最後までアタック合戦を展開。しかしその中で、ジャンマリア・ブルー二がアタックを担当したポルシェ91号車が頭ひとつ抜け出し、最後のレースを記念したスペシャルカラーリングで見事ポールポジションを獲得した。
僚友92号車はセッション最後のアタックでそれをさらに上回るペースを見せていたものの、フェラーリ51号車のスピンで黄旗が出されていたため、タイムを残せなかった。
LM-GTE Amクラスでは、アイアン・デイムスの85号車フェラーリがポールポジション。星野敏がアタックを担当した777号車D'station Racingのアストンマーチンはクラス13番手だった。
順位 | # | ドライバー | 周回数 | 平均タイム | 差 | 前車との差 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 8 | セバスチャン ブエミ ブレンドン ハートレー 平川 亮 |
3 | 1'46.800 | ||
2 | 93 | Paul di Resta Mikkel Jensen ジャン-エリック ベルニュ |
4 | 1'47.610 | 0.810 | 0.810 |
3 | 7 | マイク コンウェイ 小林 可夢偉 ホセ・マリア ロペス |
4 | 1'47.738 | 0.938 | 0.128 |
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