WECトヨタ、来季もアロンソの起用を熱望「彼が残留を望むなら……」

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WECトヨタ、来季もアロンソの起用を熱望「彼が残留を望むなら……」
Jamie Klein
執筆: Jamie Klein
協力: Jacobo Vega
2018/10/13 4:04

トヨタは、2019/20年シーズンもアロンソの起用を続けたいと明かした。一方アロンソは、来年インディカーにフル参戦するかどうかはわからないという。

 WEC(世界耐久選手権)のホームレースとなる富士6時間レースを迎えているTOYOTA GAZOO Racingは、2019/20年シーズンもフェルナンド・アロンソを起用したいと考えていることを明かした。

 この2018/19年の”スーパーシーズン”よりトヨタの一員となったアロンソ。彼はチームメイトの中嶋一貴、セバスチャン・ブエミとともに、今年のル・マン24時間レースでトヨタの初優勝を飾った。

 アロンソとトヨタの契約は来年の6月、つまりスーパーシーズンの終わりまでとなっている。だがトヨタのチームディレクターを務めるロブ・ルーペンは、トヨタ側とアロンソ側の双方が契約の延長を望んでいることを示唆した。しかし2019年の春先までは、何かが発表されることはないようだ。

 トヨタは2019/20シーズンもアロンソを起用することを狙っているのかと尋ねると、ルーペンはmotorsport.comに対し、「そうだ。私もフェルナンドのことを考えている」と話した。

「我々は話し合いをしているが、彼のような人には非常にたくさんの機会がある。だから様子を見なければならない」

「彼と共にレースができることを楽しんでいるし、彼にもそれを続けてほしい。もしフェルナンドが(残留を)望むなら、我々はそれに対してとてもオープンであり、続けてきたい」

アロンソ、インディカーフル参戦の可能性は”わからない”

 一方アロンソは今年の8月、来年はF1に参戦しないことを明らかにした。来年に関しては、トヨタでの2018/19年の活動と並行して、インディカーにフル参戦するのではないかと噂されている。

 しかしマクラーレンは、インディカーに参戦することについて何も発表していない。数カ月にわたってインディカー参戦の決断をためらっていることからも、来年マクラーレンがフル参戦をする可能性は低くなっているようだ。

 またインディカーにはアロンソの要求する年俸を支払えるチームがないので、マクラーレンがフル参戦を延期した場合には、アロンソは2017年のようにインディ500にのみ参戦する可能性もある。

 WEC富士6時間レース開幕前の木曜日、メディアを前にしたアロンソは、来年インディカーにフル参戦する可能性が残っているかどうか”わからない”と認めた。

「これはマクラーレンにとっての問題だ。彼らがチームを創設したりするのにどれくらい時間が必要なのかわからない」

「カレンダーの状況を整えてテストの計画を決めたりするためにも、チームの視点からだけではなく、皆がやりたいことや課題などを考えても、願わくば早く来年の計画を決めたい」

「来年僕がやることは大きなチャレンジだ。だから少し準備が必要になる」

 インディカーへのフル参戦において、アロンソとマクラーレンにとって障害のひとつとなるのは、ホンダが、アロンソにエンジンを供給することについて前向きではないということが挙げられる。

 これについてルーペンは、ホンダとアロンソが提携する可能性によって、トヨタとの契約延長に支障を来すことにはならないだろうと話した。

「我々がそのことに関して議論する必要はないと考えている。私の理解としては、(アロンソが)ホンダのエンジンを使うことはないと考えている」

「しかしレースのシリーズも異なれば、環境も異なるのだ」

「もしそれが机上に上がれば、我々がその件を議論する可能性はある。だが最初の決断は、フェルナンドが何をしたいのか、だ。もし我々とレースをすることが彼にとっての最優先事項ならば、何が必要なのかを彼に伝えるだろう」

「彼には満足してほしいが、トヨタの組織内にもいくらか限界はある。良い妥協点を見つけたい」

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この記事について

シリーズ WEC
ドライバー フェルナンド アロンソ 発売中
チーム Toyota Gazoo Racing
執筆者 Jamie Klein
記事タイプ 速報ニュース