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「やっと“忘れ物”を取ってこれました」小林可夢偉ら7号車のル・マン制覇、トヨタ社長が喜びのコメント

2021年WEC第4戦、第89回ル・マン24時間レースの決勝が行なわれ、TOYOTA GAZOO Racingの7号車と8号車がワンツーフィニッシュで同レース4連覇を達成。7号車の小林可夢偉組は、念願のル・マン初優勝だ。チームオーナーかつトヨタ社長の豊田章男が、レース後に喜びのコメントを寄せた。

Mike Conway, Kamui Kobayashi, Jose Maria Lopez, #7 Toyota Gazoo Racing Toyota GR010 - Hybrid Hypercar celebrate victory.

写真:: Rainier Ehrhardt

 2021年のWEC(世界耐久選手権)第4戦、第89回ル・マン24時間レースが行なわれた。新型コロナウイルスの影響で、開催が8月へと延期された今年のル・マンは、TOYOTA GAZOO Racingがワンツーフィニッシュで4連覇。トヨタGR010 HYBRID7号車のマイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペスは初優勝を果たした。

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 小林のアタックでポールポジションを獲得した7号車は、ウエットコンディションのレース序盤から危なげなくトップを快走。タイヤのパンクや、燃料システムのトラブルにも見舞われたが、最後まで走り続け、小林可夢偉のドライブでトップチェッカーを受け、念願の総合優勝を果たした。

 レース後、TOYOTA GAZOO Racingチームオーナーの豊田章男はチームのプレスリリースを通じてコメントを発表。これまで勝利まであと一歩に近づきつつもそれを逃してきた7号車の念願の初優勝を讃えた。

TOYOTA GAZOO Racingチームオーナー 豊田章男

 可夢偉、マイク、ホセ、
 やっと“忘れ物”を取ってこれましたね。おめでとう! 本当によかった!

 ル・マンでトヨタが3連勝できても…
 君たちがシリーズチャンピオンに輝いても…
 私は心の底から喜ぶことができずにいました。

 それは君たちがル・マンで悔しい思いしかしていなかったから。それも、君たちドライバーのせいではなく、我々のつくったクルマやチームが至らずに、そんな思いをさせ続けてしまっていたからです。だから、君たちに話しかける時、私はずっと申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

 だけど君たちは、一度も誰かを責めることはしませんでした。常に、どうやって失敗を無くしていくか?どうやったらみんなで強くなっていけるか?それだけを考え、勝つための戦いを続けてくれていました。

 その3人が、やっと24時間を走り切ってチェッカーを受け、表彰台の一番高いところに立ってくれた。そして、心からの笑顔でシャンパンを掛け合ってくれていました。その姿を、ようやく見ることができて、涙が出るほど嬉しく、そして、ホッとしました。本当におめでとう! 本当にありがとう!

 可夢偉がシャンパンの栓を、なんのトラブルもなく抜いた姿もちゃんと見ていました。シャンパンの抜き方を忘れない内に勝てるクルマを準備できて本当によかった(笑)

 一貴、セブ、ブレンドン

 2位は悔しい結果だと思うけど、ワンツーフィニッシュをありがとう。8号車に出たトラブルを、セブが走りながら対処し、その方法を7号車にもシェアしてくれたと聞きました。セブ! そして8号車メンバーのみんなありがとう!

 しかし、そのトラブルは前戦のモンツァでも発生していたもの…、それを直せぬままル・マンを走らせてしまいました。本当に申し訳なく思います。我々は、ドライバーがもっと安心して気持ちよく走れるクルマに進化させていかなければなりません。

 来シーズン、このレースには100%再生可能燃料が導入されると発表されました。新燃料の開発に尽力されている方々、そして、その導入をご決断いただいた皆さまに敬意を表します。

 このレースを通じても、我々はカーボンニュートラルに向け、選択肢を広げていく努力ができることになりました。モータースポーツという真剣勝負の場だからこそ、技術開発のスピードを上げていけると信じています。

 ドライバーが乗りやすいクルマ、

 ファンがもっと熱くなれる魅力的なレース、

 そして、そうした活動を、この先もずっと続けていけるよう、我々は様々な技術開発の努力を続けてまいります。

 ファンの皆さま、

 今回もご声援ありがとうございました。

 今後も引き続き、応援いただければ嬉しく思います。よろしくお願いいたします。

 

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