公式テストを前にトヨタがコメント「悲願のル・マン制覇を目指す」

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公式テストを前にトヨタがコメント「悲願のル・マン制覇を目指す」
2018/04/05 10:56

WEC公式合同テスト”プロローグ”を前に、TOYOTA GAZOO Racingがプレスリリースを発表。シーズンに臨む意気込みを語った。

 WEC(世界耐久選手権)の公式合同テスト”プロローグ”を前に、TOYOTA GAZOO Racingがプレスリリースを発表。シーズンに臨む意気込みなどを語った。

 5月にスパ・フランコルシャンで開幕するWECの2018-2019シーズン。通称”スーパーシーズン”である。この開幕に先立ち、4月6日と7日の2日間にわたって、フランスはポール・リカール・サーキットで、公式合同テスト”プロローグ”が行われる。

 唯一のLMP1-Hクラスのマシンとしてこのスーパーシーズンに挑むトヨタは、プロローグに向けてプレスリリースを発表。ドライバーたちもシーズンにかける意気込みを寄せた。

 7号車TS050 HYBRIDのドライバーを務める小林可夢偉は、次のように語った。

「今年の車両は、昨年と比べて大きな変更はありません。ですので、その戦闘力も、性能や信頼性の面でも素性はよく分かっています。去年、我々は多くを学びました」

「今年は何をしなければいけないかよく分かっています。また、それが自信にも繋がっています。目標は、皆でル・マンに勝利すること、そしてチャンピオンの獲得。しかし、ル・マンだけは本当に別格なレースです。このレースをものにするためには、想像を絶する仕事をしなくてはいけないんです」

「シーズン開幕前のテストはとても順調で、改めて車両の性能を確認することが出来ました。素晴らしいシーズンを迎える準備が整ったと信じています」

 また8号車TS050 HYBRIDに乗る中嶋一貴も、次のようにコメントを寄せた。

「ハイブリッドカーを運転するのはいつも最高の気分です。街を走るハイブリッド車は、音も静かで経済的です。しかし、我々が操るTS050 HYBRIDはパワーに満ちた強烈な車両です。この車両に乗る度にそう感じています」

 そう中嶋はTS050の魅力について説明する。

「我々の最大の目標はル・マンに勝つことですが、チャンピオン獲得も重要だと思っています。私はまだその両方とも獲得出来ていません。ル・マン勝利は、我々トヨタにとって長い間の夢です。これまでも勝利寸前までいきましたが、まだ叶っていません。とにかく万全の準備を整えなくてはいけません。ル・マンで勝つにはどんな技術的ミス、人的ミスも許されないからです。それらを克服することは非常に困難な挑戦ですが、これまで成し遂げることが出来なかったこの大きな目標を達成することが、我々に課せられた仕事です」

 ただ、この中嶋と小林は、岡山国際サーキットで行われるスーパーGTの開幕戦に出走するため、プロローグは不参加となっている。

 また中嶋のチームメイトとして今年から8号車のクルーの一員に加わるのが、フェルナンド・アロンソである。アロンソもF1バーレーンGPに参戦するため、プロローグは欠席となるが、シーズンへの意気込みについては次のようにコメントを寄せている。

「世界最高のサーキットのひとつであるル・マンで行われるレースを、世界で最高のチームのひとつであるTOYOTA GAZOO Racingで戦うことが出来るというのは、私にとって最高の栄誉であり、夢の実現です」

「TS050 HYBRIDは素晴らしいレースカーです。LMP1ハイブリッド車両の技術は数年前には想像すらつかないものでした。TOYOTA GAZOO Racingは、ル・マンを始めとした耐久レースでの豊富な経験を持っています。私は、この素晴らしいチームに絶妙のタイミングで出会ったのです。チームに感謝しながらも、このプロジェクトに携わる興奮を抑えきれません」

「今から、6月の本番が待ち遠しくて仕方ありませんが、その前に多くの走行テストやシミュレーター訓練を行い、スパ・フランコルシャンでのレースをこなさなければなりません。ル・マンを戦うにはそれだけの準備が必要なのです。体力を蓄え、準備を整えなくてはなりません」

 2日間にわたって行われるテストでは、連続30時間にも及ぶ走行枠が設けられており、悲願のル・マン24時間レース制覇に向けた走行が行われることになる。

 なお前述の通り、TOYOTA TS050 HYBRIDは、唯一のLMP1-Hクラスのマシンとなる。そのため、他のLMP1クラスのマシンと比べて、非常に厳しい条件が設定されている。

 例えば、サルテ・サーキット1周(13.6km)で使うことのできるエネルギー量は、TS050は124.9MJ(燃料換算で約3.1kg/lap)と定められているが、他のLMP1クラスのマシンは210.9MJ(燃料換算で約5.2kg/lap)使えることになっている。また燃料流量も、ノン・ハイブリッドのLMP1クラスのマシンは30.5g/秒(110kg/時)であるのに対し、TS050は22.8g/秒(80.2kg/時)に制限されている。

 数字だけ見れば、非常に厳しいと言えそうだが、TOYOTA GAZOO Racingは、そんな条件でも「高い技術力を物語る証」と、ル・マン24時間制覇及びタイトル獲得を目指すと、力強く宣言している。

コメントは【TOYOTA GAZOO Racing News】から抜粋

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この記事について

シリーズ WEC
ドライバー フェルナンド アロンソ 発売中 , 小林 可夢偉 , 中嶋 一貴
チーム Toyota Gazoo Racing
記事タイプ 速報ニュース