グティエレス、WEC参戦実現せず。ドラゴンスピードと契約間近で破談

元F1ドライバーのエステバン・グティエレスは、WECに参戦するドラゴンスピードと契約締結間近だったものの、破談となったようだ。

 かつてザウバーやハースでF1をドライブし、昨年はフォーミュラEやインディカーにも参戦したエステバン・グティエレスは、世界耐久選手権(WEC)に参戦するドラゴンスピードのLMP2クラスマシンをドライブする契約の交渉を進めていたが、物別れに終わったようだ。

 2012年にザウバーからF1にデビューしたグティエレスは、その後2016年にハースに移籍するが、同年限りでチームから離脱しF1を離れることになった。

 一方で、フォーミュラEのシーズン3(2016/17年)第4戦メキシコシティePrixからテチータに加入。デビューレースでは苦しみながらもなんとか10位フィニッシュしポイントを獲得した。しかし、フォーミュラEの参戦はわずか3レースで終了した。セバスチャン・ブルデーの負傷代役として、デイル・コイン・レーシングに加入しインディカーデビューを果たしたのだ。インディカーでの最高成績は13位フィニッシュとなっている。

 今年の彼の去就は分かっていなかったが、ドラゴンスピードは4月6~7日にポールリカールで行われるWEC公式テスト、プロローグにグティエレスをエントリーしている。

 しかしチーム代表のエルトン・ジュリアンによれば、グティエレスの参戦契約をまとめることはできなかったようだ。

「我々は契約できるだろうと考え、ドライビングスーツも用意したし、シート合わせの予定も立てていた」と、彼はmotorsport.comに語った。

「だが残念ながらそれは起こらなかった。ワクワクするようなニュースになると思っていただけに残念だ」

 一方でジュリアンは別の”元F1ドライバー”と交渉を行っているようだ。昨年、ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ(ELMS)のLMP2クラス王者に輝いた同チームは、今年からWECに参戦。LMP1クラスにはダラーラ製のBR1で、LMP2クラスにはオレカ07で参戦する予定となっている。

「我々の野望は、連続でELMSとWECのタイトルを獲得することであり、質の高いドライバーラインアップを揃えることができると自信を持っている」

プロローグでは13台が夜間走行を実施

 プロローグに参加する全35台のうち、13台が夜間走行に参加する予定だ。この中の5台はLMP1クラスに参戦するマシンで、レベリオンやバイコレス、トヨタのTS050ハイブリッドが1台ずつ、SMPレーシングのBR1が2台となっている。

 LMP1クラス唯一のワークスチームとなるトヨタは、マイク・コンウェイとホセ・マリア・ロペス、セバスチャン・ブエミといったレギュラードライバーのほか、リザーブドライバーのマイク・コンウェイも参加。

 今回は中嶋一貴や小林可夢偉、フェルナンド・アロンソが欠席となっているため、アドバイザーを務めてきたアレキサンダー・ブルツもステアリングを握ることになっている。

 また、LM-GTE ProクラスからはBMWとアストンマーチンが1台、ポルシェ2台が夜間走行に参加。なお、プロローグに参加するLMP2クラスの7台は夜間走行には参加しない見込みだ。

 プロローグでは、夜間走行を含めると合計30時間の連続走行が可能となっている。

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この記事について
シリーズ WEC
ドライバー エステバン グティエレス
チーム ドラゴンスピード
記事タイプ 速報ニュース