アロンソWEC初戦で優勝「表彰台は良い気分。ひと晩ここで過ごす!」

TOYOTA GAZOO Racingのフェルナンド・アロンソは、WECデビュー戦で優勝。ル・マン制覇に向け好スタートを切った。

 今季からWEC(世界耐久選手権)に挑戦、スパ6時間レースでそのデビューレースを迎えたフェルナンド・アロンソ。チームメイトのセバスチャン・ブエミ、中嶋一貴と共に安定した走りを見せてTOYOTA GAZOO Racingの8号車TS050Hybridをチェッカーまで運び、いきなり初優勝を飾った。

「確かに素晴らしいデビュー戦だった」

 そうアロンソは語った。

「レースでは、基本的にすべての周で先頭を走ったと思う。3回のセーフティカーがあって隊列が縮まったので、それまでに築いた優位性を失った。でも、最終ラップまでポジションを維持できた」

「素晴らしいデビューだった。僕のWECでの最初のレースは、チームの驚くべき仕事により、予選で1-2になり、決勝でも1-2になった。カズキとセバスチャンが、僕の仕事を楽にしてくれた」

 アロンソの勝利は、2013年のF1スペインGP以来のことである。長い未勝利期間が終わったことについて訊かれたアロンソは、次のように語った。

「僕はゴーカートで幾つかのレースに勝ったよ! FIAの世界選手権は、数年前にF1のスペインGPで勝った。その時はフェラーリにいた」

「みんなに言ったけど、表彰台に上るのはとても良い感じだ。僕はひと晩中ここにいるだろう。明日の朝、迎えに来てよ。僕はここで眠ろうと思う」

 トヨタの8号車は、第1スティントのドライブをブエミが担当。34周を走り、アロンソにステアリングを引き継いだ。そのアロンソは73周目までを走り、中嶋一貴にバトンタッチ。しかし中嶋はシートベルトに問題を抱えたためすぐにピットに戻ると、コース復帰直後にはスピンも喫した。

「とても良かった」

 アロンソは自身が担当した最初のスティントについて語った。

「コース上は少し混んでいて、バランスに関してはオーバーステアに少し苦しんだ。でも、素晴らしい良い経験だったと思う」

 アロンソは131周目から再びマシンを引き継ぎ、そのままチェッカーまで走った。しかしこのスティントでは、燃料流量計の申告ミスで予選タイムを抹消され、1周遅れでピットレーンからスタートしたにもかかわらず、決勝をハイペースで走り追い上げてきていた7号車トヨタを、真後ろに抑えて走らねばならなかった。しかもアロンソは、ギヤボックスの温度が上昇していたため、ショートシフトするよう指示されていた。

「パフォーマンスの面では厄介だった。レースに向けて僕らは、かなりリスクの少ないアプローチを採った。かなりのアドバンテージがあったことは分かっているが、セーフティカーでそれは失われてしまった」

 そうアロンソは付け加えた。

「安全なアプローチをしていたから、最速ではなかった。そして、最後まで戦わねばならなかった。しかし、チームは素晴らしい。完璧なレースを実行したと思う」

「1-2フィニッシュを達成できたということは、長い冬を過ごしたチームにとっては良いことだ。誰もが、僕らが1-2フィニッシュするのは簡単だと思っている。でも、それを確実に果たさなければいけないんだ」

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この記事について
シリーズ WEC
イベント名 スパ6時間
サーキット スパ・フランコルシャン
ドライバー フェルナンド アロンソ
チーム Toyota Gazoo Racing
記事タイプ 速報ニュース