速報ニュース
WEC
トヨタの優位性は、F1で1チームだけV12エンジンを使うようなもの?
ミカエル・アレシンは、今季のWECにおけるトヨタの優位性は、唯一”V12ツインターボエンジン”の使用を許されたF1チームのようだと語る。

Jamie Klein
公開日時: 2018/04/26 3:25
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録











SMPレーシングのミカエル・アレシンは、今シーズンのWECにおけるトヨタのアドバンテージは、唯一”V12ツインターボエンジン”の使用を許されたF1チームのようだと語る。
先日ポール・リカールで行われたWECの公式合同テスト”プロローグ”。ここで、ハイブリッド非搭載車の中でベストタイムを記録したのは、SMPレーシングのヴィタリー・ペトロフだった。しかしこのタイムは、唯一のハイブリッドシステム搭載車であるトヨタTS050Hybridの4.327秒遅れだった。
WECの主催者は、今シーズンに向けてトヨタとその他のプライベーターチームの差を削減することを目指してきており、燃料タンクの容量が縮小されることなどが決まっている。しかしその一方で、非ハイブリッド車両の方が大幅に速くなってしまった場合には、EoTが不完全であるとして、ペナルティが科せられると定められている。
トヨタ有利と考えられる今シーズンについて、元インディカーのドライバーであり、今季WECでペトロフのチームメイトを務めるミカエル・アレシンは、現時点でのLMP1クラスが置かれている状況は、すべての関係者に対してほとんど意味をなさないと感じているという。
「F1の中で1チームだけが、年間のエンジン使用基数に制限なく、V12ツインターボエンジンと使えるとしたら、その状況をイメージできるだろうか? そして、その結果はどうなるだろうか?」
アレシンはそうmotorsport.comに対して語った。
「もしそれ(唯一V12ツインターボエンジンを使えるチーム)がフェラーリだったとする。彼らは、F1にずっと参戦し続けているんだ。そしてその時、他の1.6リットル(V6ターボ直噴)エンジンを走らせているチームに、どう考えているのか訊いてみるとする。それと同じことだ」
「トヨタの状況は理解している。しかし我々は皆、良い結果を得たいと考えている。彼らは、たった3周で勝ちたいとは思っていないだろう。なぜなら、それは彼らにとっても魅力がないものだからだ」
「それは我々にとっても面白くないし、ショーとしても適していない。でも、僕らは同じ”船”に乗っているのだから、共に働く方法を見つける必要がある」
まだ”ふたつのクラス”がある
バイコレスのドライバーであるオリバー・ウェッブは、ポール・リカールでのトヨタとの差は驚きではなく、2台のトヨタのうち1台でもリタイアしない限りは、ハイブリッド非搭載のLMP1マシンは、スパでのWEC開幕戦で3番手を争うのが精一杯だと語った。
「1周につき3〜4秒遅れているのに、6時間レースで優勝を狙うのが現実的だと考えるのは、愚かなことだ」
ウェッブはそうmotorsport.comに対して語った。
「僕らは最終ラップまで戦うだろう。そしてもし彼ら(トヨタ)に不幸が訪れれば、僕らはアドバンテージを得ることができるかもしれない。明記されていなくとも、WECには未だプライベータークラスとファクトリークラスが存在している」
「僕らは戦いたいんだ。なのにこういう状況にあるということは、最低だ。まだプライベーターのカテゴリーがあるのならマシだろう。しかし、そういうことは起こらないだろう。なぜなら、(ファクトリーカテゴリーは)トヨタだけしかいないのだから」
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
コメントを読んで投稿する
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 F1より速いスポーツカー!? ポルシェ919”Evo”がスパ最速を更新
次の記事 バトン、WEC”スーパーシーズン”参戦決定! 6月のル・マンでデビュー
Top Comments
コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?
View More & Comment

More from
Jamie Klein

雨のSF富士で予選トップ3に入ったブラウニングとオサリバン。知られざる数奇な“腐れ縁”|英国人ジャーナリスト”ジェイミー”の日本レース探訪記
スーパーフォーミュラ
スーパーフォーミュラ
11 日前
雨のSF富士で予選トップ3に入ったブラウニングとオサリバン。知られざる数奇な“腐れ縁”|英国人ジャーナリスト”ジェイミー”の日本レース探訪記

WECトヨタの祝福すべき50勝目。しかしBoP非公開で“真の実力”はブラックボックス|英国人ジャーナリスト”ジェイミー”の日本レース探訪記
WEC
WEC
3 ヵ月前
WECトヨタの祝福すべき50勝目。しかしBoP非公開で“真の実力”はブラックボックス|英国人ジャーナリスト”ジェイミー”の日本レース探訪記

seven x sevenは異例の“外国人エンジニア監督”を起用。GT500経験もあるハーヴィー「このチームは日本と海外の良さを融合している」
スーパーGT
スーパーGT
4 ヵ月前
seven x sevenは異例の“外国人エンジニア監督”を起用。GT500経験もあるハーヴィー「このチームは日本と海外の良さを融合している」
最新ニュース

成功に近道なし。苦労人マクニッシュがセナとアウディ重鎮から得た学び……F1レーシングディレクターの職務に活きる
F1
F1 F1
9 時間前
成功に近道なし。苦労人マクニッシュがセナとアウディ重鎮から得た学び……F1レーシングディレクターの職務に活きる

アストンマーティン・ホンダAMR26は失敗作なのか? ニューウェイ作の”お蔵入り”マシン、マクラーレンMP4-18との共通点
F1
F1 F1
オランダGP
10 時間前
アストンマーティン・ホンダAMR26は失敗作なのか? ニューウェイ作の”お蔵入り”マシン、マクラーレンMP4-18との共通点

ウェーレインは「本当に汚い動き」でフォーミュラE王者になった! タイトル争うライバルに故意に追突したとダ・コスタが批判
フォーミュラE
FE フォーミュラE
ロンドンE-Prix レース2
11 時間前
ウェーレインは「本当に汚い動き」でフォーミュラE王者になった! タイトル争うライバルに故意に追突したとダ・コスタが批判

「少し泣いてしまった」グロージャン、残り5周で首位陥落しインディカー初優勝ならず。レースでの勝利から15年遠ざかる
IndyCar
Indy IndyCar
Markham
16 時間前
「少し泣いてしまった」グロージャン、残り5周で首位陥落しインディカー初優勝ならず。レースでの勝利から15年遠ざかる
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録