トヨタTS050 HYBRID、開幕前のテストで快走。ライバルに5.5秒差

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トヨタTS050 HYBRID、開幕前のテストで快走。ライバルに5.5秒差
2018/04/08 3:57

ポール・リカールで行われたWEC公式テスト”プロローグ”でトヨタが快走。LMP1クラスのライバルに5.5秒の差をつけた。

 4月7〜8日の2日間に渡って南仏ポール・リカールで行われた2018〜19年WECスーパーシーズンのプロローグ・テストが終了、TOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRIDは快調な走行を続け、ベストタイムを叩き出してテストを終えた。

 トヨタは2台のTS050 HYBRIDを持ち込んだが、7号車がル・マンに向けたローダウンフォース仕様、8号車はハイダウンフォース仕様だった。テストは30時間連続の走行時間帯が設けられ、7号車はル・マンを想定して夜間も走行する30時間テストを行い、8号車は昼間だけの走行だった。

 テクニカルディレクターのパスカル・バセロンは、「2017年の経験から開幕戦のスパのレースはローダウンフォース仕様が速い。昨年は2台のハイダウンフォース仕様、1台のローダウンフォース仕様を持ちこんだが、今年は2台ともローダウンフォース仕様を走らせる。スパはル・マンに向けてボディの最終空力仕様を決めるレースでもあるし、ドライバーにとればローダウンフォース仕様に慣れてもらう絶好の機会だ」と語る。

 ベストタイムを出したのはハイダウンフォース仕様の8号車で、マイク・コンウェイが記録した1分32秒622。ローダウンフォース仕様の7号車は8号車から1.993秒遅れだった。

 ノン・ハイブリッドのプライベートLMP1で最速タイムを出したのは11号車SMPレーシングのBR1-AER。8号車はこの11号車より5秒466も速かった。

 しかし、今回のプロローグはル・マンで採用になるEoT(Equivalent of Technology=技術均衡)ルールがまだ摘要されておらず、このタイム差がそのまま実戦に反映されるとはないはずだ。

 また、今回のテストはタイムより信頼性の確認と不意のトラブルへの対処の練習が主目的。信頼性は30時間のテストで十分に確認出来たという。トラブルへの対処はエンジニア、メカニックが問題のあると仮定したパーツの交換を短時間で行うなど、実戦さながらのテストが行われた。

 今回のテストでは、日本でスーパーGTの開幕戦に参戦する中嶋一貴と小林可夢偉、バーレーンのF1に参戦のフェルナンド・アロンソが欠席した。そのため、TOYOTA GAZOO Racingのドライバーとして参加したのはマイク・コンウェイ、セバスチャン・ブエミ、ホセ・マリア・ロペスのレギュラードライバーと、今シーズンからテスト&リザーブドライバーになったアンソニー・デビッドソン、そしてTOYOTA GAZOO Racingのアンバサダーであるアレックス・ブルツだった。

 30時間の連続走行テストを行った7号車にはこの5人が乗り、839周を走破した。8号車は昼間だけの走行で163周。2台合わせて1002周・5802kmを走破した。

 WEC”スーパーシーズン”の開幕戦スパ6時間レースは5月5日に行われる。

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この記事について

シリーズ WEC
イベント Prologue Paul Ricard
ロケーション サーキット・ポール・リカール
チーム Toyota Gazoo Racing